カルカソンヌ | トゥールーズ在住Momoさんのおすすめ観光スポット

カルカソンヌ

現地語表記:Carcassonne

【オススメ度】

★★★★★ by Momo (5個満点)

カルカソンヌ

基本情報

3世紀には既にカルカッソンヌに存在した古代ローマ要塞の廃墟跡に築かれ、13世紀にはアルビジョア十字軍との戦いの舞台となりました。十字軍がカルカッソオンヌの地を征服すると、城塞はフランス国王の所有となります。フランス王ルイ9世は籠城によって戦争を回避するため、カルカッソンヌ市民に城外の下町バスティード・サン・ルイの建設を命じました。1245年に出来上がった城下町は、17世紀にラシャ製造の中心地となります。19世紀に入るとワインの交易で栄え、その結果文化活動が花開きました。現代では、カルカソンヌの城塞都市、近郊のミディ運河(17世紀)がユネスコ世界遺産に登録されます。カルカソンヌの城塞都市は今日、フランス国内でモン・サン=ミシェルに次ぐ年間来訪者数を誇る一大観光名所となっています。

アルビジョワ十字軍による異端狩りから身を守るため、シテ内に暮らしていた人々が移住してできたのが「下の町 VILLE BASSE」。1247年頃から本格的に町づくりを始めた聖王ルイが、ポン・ヴィユー橋を架けてシテと下の町を結びました。今は一部分しか残っていませんが、下の町も城壁に囲まれていました。町への入り口はジャコバン門PORTAIL DES JACOBINS。近くには八角形の鐘楼をもつゴシック様式のサン・ミッシェル大聖堂 CATHEDRALE SAINT-MICHELがあります。

おすすめする理由と説明

カルカソンヌのシテ(城塞都市)は古代から中世にかけて徐々に築かれたもので、ヨーロッパに残る最大規模の城塞です。一歩中にはいると中世の雰囲気がそのままに残ります。
「カルカソンヌを見ずして死ぬな」と称えられれ、1997年、カルカソンヌのシテはユネスコの世界遺産に登録されました。
城壁内のコンタル城、サン・ナゼール・バジリカ聖堂はまとめてユネスコ世界遺産に登録されています。

トゥールーズ在住のロコ、Momoさん
情報の提供者(ロコ):

Momo

2013年からトゥールーズに住んでいます。 今は子育てもひと段落つき、自分の時間が増えたので、フランスやトゥールーズに興味をもった日本の方のお手伝いができればと思ってます。 趣味は街歩き、カフェ巡り、写真撮影、ガーデニング、旅行です。よろしくお願いします。