フランクフルトの旅行ガイド情報

ドイツ・フランクフルトへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年8月情報】

【2020年8月13日最新情報】日本からドイツ・フランクフルトへはいつから行けるようになるのか? 入国制限&規制はとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、ドイツはもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。
いつからビジネス出張が可能なのか、旅行に行くことができるのか、現地にいる家族にいつ会えるのか、疑問や不安を感じているかたもいらっしゃると思います。

今回はそんな疑問や不安を少しでも解消できるように、ドイツ・フランクフルトへの入国規制・緩和情報をまとめました。

※この記事は外務省、在ドイツ日本国大使館や在フランクフルト日本国総領事館、ドイツ大使館のサイト、ドイツのニュースサイト、ルフトハンザ航空のサイトを基に作成しています。必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。

外務省 海外安全ホームページ・ドイツ

外務省「日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限」

在ドイツ日本国大使館

在フランクフルト日本国総領事館

ドイツ連邦共和国大使館・総領事館

ルフトハンザ航空

現在の日本からドイツ・フランクフルトへの入国制限・規制状況(外国人・日本人)

日本からの入国は原則禁止

2020年8月13日現在、日本からのドイツ入国は原則として禁止されています。6月30日のEU理事会勧告により、7月2日からEU・シェンゲン域外の第三国の一部からの入国が緩和されましたが、日本はまだ入国制限対象国です。
ただし、ドイツやEU・シェンゲン域内と英国の居住証・滞在許可や、以下で述べる渡航理由のある場合は、入国できます。

現在ドイツに入国できるのは?

ドイツ国籍者、EU・シェンゲン国籍者、英国国籍者、入国制限緩和対象の第三国国籍者と、以下の特別な渡航理由のある外国人がドイツに入国できます。

  • ドイツでの継続的滞在許可を有する外国人
  • 家族滞在を再開する目的で入国する外国人家族、および家族に係る緊急の理由による訪問(8月10日より、婚姻関係にない外国人パートナーの入国も可能になりました)
  • 医療従事者、医療研究者および介護従事者
  • 経済的観点からその労働が必要であり、その労働が延期できず、あるいは外国において実施することができない、外国人技能労働者および高度専門労働者
  • 貨物輸送その他輸送従事者
  • 農業に係る季節労働者
  • 船員
  • ドイツ国外で(ドイツの大学の学業を)完全な形で進めることが不可能な外国人留学生
  • 国際的保護その他人道上の理由による保護を必要とする者
  • その任務を遂行する外交官、国際機関職員、軍関係者、人道支援関係者
  • 特定引揚げ者
  • トランジット乗客

所在追跡票への記入

すべての国・地域からのドイツ入国時に、所在追跡票(ロベルト・コッホ研究所HP掲載)への記入が求められます。

日本からドイツ入国後の14日間の自己隔離措置についての情報

隔離対象者は?

日本からの渡航者には、14日間の自己隔離義務やPCR検査義務はありません。
空港や駅への到着時や、入国後72時間以内に保健所でPCR検査を無料で受けることができます。

ロベルト・コッホ研究所が公表したリスク地域からのドイツ入国時には、PCR検査と14日間の自己隔離、保健所への届け出が義務となっています。

空港からの移動手段について

電車、タクシー、バス、自家用車で移動できます。公共交通機関では6歳以上のマスクの着用が義務となっています。できるだけ、1.5m以上のソーシャルディスタンスを保ちましょう。

ドイツ・フランクフルトでの乗り継ぎ(トランジット)制限

乗り継ぎ可能・荷物制限

2020年8月13日現在、日本からドイツ・フランクフルト空港での乗り継ぎ(トランジット)は可能です。
居住者や長期滞在ビザ保持者以外は、原則としてトランジットエリアから出ることができないため、預け入れ荷物は最終目的地まで預ける必要があります。また機内持ち込み手荷物に制限を設けている航空会社もありますので、ご利用の航空会社にご確認ください。例えばルフトハンザ航空では機内持ち込み手荷物はひとり1個となっています。

空港のサーモスクリーンで発熱や、新型コロナウイルスの症状が見られた場合に空港や保健当局が検査を行う可能性があります。
空港内ではマスクを着用し、1.5m以上のソーシャルディスタンスの確保が必要です。フランクフルト空港では消毒液を設置し、マスクは多くのショップで販売されています。

現在のドイツ・フランクフルトの様子

飲食店や店舗、美術館などは営業

飲食店、ショッピングモールや店舗、美術館などは営業していますが、時間を短縮して営業しているところもあります。屋内でのマスク着用と、1.5m以上のソーシャルディスタンスの確保が求められます。
また有料の施設では、できる限りオンラインチケットの購入が勧められています。

展示会など大規模なイベントは引き続き禁止

展示会や見本市など大規模なイベント開催は、10月以降に延期されています。
5月に無観客で試合を再開したサッカーブンデスリーガは夏の間はシーズンオフですが、9月のシーズン開始時にはまた無観客での試合となる見込みです。

日本からドイツ・フランクフルトへの入国制限・緩和情報まとめ

EU・シェンゲン域内では7月から日本人旅行者の受け入れを再開した国もありますが、ドイツでは引き続き入国制限を行っており、当面の間は継続される見込みです。ドイツでは7月下旬から新型コロナウイルス感染者数がまた増加し、日本と同様、2次波が懸念されています。

外務省の感染症危険情報では、ドイツに「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」が出ています。
また、日本政府が7月22日に決定した「水際対策強化に係る新たな措置」では、ドイツは日本への入国制限対象地域に入っています。
そのためドイツから日本への帰国時には、空港の検疫所でPCR検査と自宅やホテルなどで14日間の自己隔離が必要です。

事態が早く終息し、また観光やビジネスでドイツを訪問できるようになるといいですね。
現地では日々緩和が進み、情報は常に更新されています。ドイツ・フランクフルトへの渡航や乗り継ぎの予定のできた方は、最新情報をチェックしてくださいね。



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