台湾はB級グルメで有名ですが、バイク文化の発達のおかげでデリバリーも非常に発達しています。
この記事では中国語にあまり自信のない場合でも簡単にデリバリーができる便利なウェブサイトやアプリをご紹介します。

外帯(持ち帰り)が日本よりポピュラーな台北

みなさんご存知の通り台北では朝も、昼も、夜も外で済ます。というスタイルが多い事で知られています。日本人の感覚からすると、朝くらい家でゆっくり食べたら良いのにとも思う方もいらっしゃるかもしれません。
外で済ませるから便利で良いという反面、色々な背景も影響しているようです。

台湾人が外で食事を済ます代表的な理由を下記に挙げてみました。

  • 朝の忙しい時間にそんな時間を割いてられない、少しでも長く寝ていたい。
  • 住んでいる部屋にキッチン自体が無い(1人暮らしの部屋だとガス設備がない所が多い)
  • 自炊よりも外で購入した方が節約になる

日本の出勤スタイルとは違い、台湾では朝から大忙しなので外で済ますスタイルが日本よりもポピュラー。且つ、特に台北は朝ごはん屋でも24時間営業の店があるので、朝晩時間を問わずに利用出来るのは非常に便利な存在です。

台北で日常的に利用されているフードデリバリーとは

日本人観光客にも絶大なる人気を誇る、タピオカミルクティーをはじめとした各種のドリンクを扱っている台湾に複数あるドリンクスタンド。こちらでは午後になると仕事の合間に社内から数人まとめて注文という光景がよく見られます。街中にたくさん見かけるお店でもデリバリー可能なんです。
台湾では仕事中の飲食も自由な会社やオフィスが多く、社内には仕事の資料と紛れちゃっかり複数のドリンクスタンド、昼食の弁当デリバリーのメニュー表が堂々と置かれています。
お店によっては10杯購入したら、1杯無料などの優待を導入しているお店もあります。
天候不良など、季節を問わず電話1本で会社や自宅まで届けてくれるので、忙しく外まで買いに行けない、不便な場所でも非常に便利です。

どの店舗でも基本的に気を付けなければならないのは、対象のお店からデリバリー区間内かどうか、注文の際にはそのお店がどの範囲まで網羅しているか確認が必要になります。

デリバリー関連の基本単語紹介

まず最初にデリバリーサービスでよく使われる中国語をいくつかご紹介します。

  • 外送 (waisong) : デリバリー
  • 外帶 (waidai) : お持ち帰り ※ お持ち帰りの場合のみ割引き、などもあるので見間違えに注意。
  • 優惠 (youhui) : 優待
  • 折抵 (zhedi) : 割引き
  • 購物車 (gouwuche) : カート
  • 最低消費 (zuidixiaofei) / 低消 (dixiao) : 最低必要消費額
  • 支付方式 (zhifufangshi) : 支払い方法
  • 信用卡 (xinyongka) : クレジットカード
  • 現金 (xianjin) : 現金

また、アプリで住所を指定したにもかかわらず、配達スタッフから場所がわからない、と電話がかかってくる事もあるので、届け先の住所はあらかじめ中国語で言えるようにしておいた方が吉です。

台北で使える便利なデリバリーアプリ・ウェブサイト

オールジャンル

UberEats

配車サービスで有名なUberのデリバリーサービスです。全世界共通のアプリなので、日本語設定のスマホを使っていればアプリ内の記載もフードメニュー以外はすべて自動的に日本語になるのでとにかく操作が簡単!
最初の住所指定で、会社名まで指定したり、〜の住所の4階まで持ってくるなどの細かい指定をしたりできるので、建物の外まで出て行って受け取る必要もありません。
台湾グルメはもちろん、ハンバーガーやピザ、フランス料理に日本料理などありとあらゆる料理が揃っているので、食べたいものが特に決まっていなくてもアプリを操作しているうちに食べたいものに出会うことができます。
レビュー機能で他の人からの評価を確認できるのはもちろん(台湾は皆コスパ重視なので正直なコメントが多いです)、配達の目安時間も確認できます。ランチやディナータイムのピーク時には、デリバリーまで30分以上かかることが多いので、早めの予約がオススメです。
App StoreGoogle Play立即下載

HoneyBee

こちらも同じく食事全般のデリバリーサービスですが、こちらがUberと大きく違う点は、ずばり生鮮食品や日用品まで一つのアプリで買えてしまうこと!
「熟食外送」がすでに出来上がっている料理の配達(UberEatsと同じ)、「生鮮雑貨」と書いてある方が生鮮食品や日用品の配達を表しています。普通のスーパーだけでなく、オーガニックスーパーや輸入食品を取り扱うお店も出品しているので、近所のスーパーでは買えない商品でもこのアプリを使えば簡単に購入できます。
こちらのアプリは全て中国語表記ですが、操作自体はシンプルなのであまり迷う事はないと思います。
App StoreGoogle Play立即下載

ピザ等

ピザハット

台湾で圧倒的な店舗数を誇るピザハット。日本の宅配ピザに比べて安く、皮の種類も豊富です。
大人数でワイワイ楽しみたい時はもちろん、1人用ピザ(個人披薩)もあるので少人数でピザを食べたいという欲求も満たしてくれます! 紅焼牛肉麺風のピザや、すき焼き味のピザ、たこ焼き味のピザなど日本にはないメニューも多々あるので勇気がある方は是非台湾限定メニューにもチャレンジしてみてください。
https://www.pizzahut.com.tw

ナポリ

台湾ローカルのピザチェーン店。店舗数はピザハットに比べて少ないですが、現地の人が選ぶ「一番美味しい炸雞(フライドチキン)ランキング」で競合を押しのけて1位に輝いたことのある炸雞が大人気のお店です。ウェブサイトが全編中国語な上に、使い勝手もいまいちですが、炸雞に目のない方は是非お試しください。
https://www.0800076666.com.tw/Home/Index

飲み物関連

暑い台湾での生活を乗り切るのに欠かせないのが冷たいパールミルクティやフルーツティなどが売っているドリンクスタンド! 実はドリンクスタンドの飲み物もデリバリーしてもらうことができるんです。暑いけれど外に出たくない、でも飲み物は飲みたい……そんな時には外送で!

50嵐

200元以上の注文からデリバリー可能。リーズナブルな価格で若者に人気のドリンクショップ。
ウェブサイトから近い支店を選んで、電話をかけて注文する仕組みです。
※ 電話による注文受付のみ。ネイティブに注文をお願いするのが吉。
http://50lan.com/web/points.asp

迷客夏(MILKSHOP)

200元以上の注文からデリバリー可能。台南生まれの牛乳にこだわったドリンクスタンド、MILKSHOP。
ウェブサイトから簡単操作で予約が出来ます。もちろん、甘さや氷の量も1杯ごとに選択可能。
※ 你訂システムへの登録が必要になります。
https://order.nidin.shop/brand/milkshoptea

ChuMe

皆が待っていたドリンク注文専用の神アプリ!
多くのドリンクチェーン店の飲み物が注文できるアプリです。LINEもしくはFacebookのアカウントで会員登録をすればすぐ注文が可能! 店舗受取の予約をすることもできます。各店舗によりデリバリー可能な最低消費が異なるのでご注意ください。
App StoreGoogle Play立即下載

FOOD PANDA(フードパンダ)

こちらも台湾以外のアジアやアメリカなど幅広い地域で運用されているサービスの1つ。
宅配場所を指定してから始める部分は基本的な利用方法はUber Eatsと同じです。
こちらの公式HP上では日本語、タイ語、英語に対応しています。自社のHP上からEメールを登録し、更に、ShopBackから食事を購入する際にだけクーポンが発生するようです。
https://www.foodpanda.com.tw/en/?r=1

その他個人店

今回紹介したお店以外にも、外送してくれるお店はたくさん存在します。
是非この記事をきっかけに、お気に入りのお店の名刺やオーダー表に外送の文字がないかチェックしてみてください。