共働き家庭が多いイギリスでは家事代行サービスを利用するのは普通のこと。家事はプロに任せてその分仕事をしたり、「自分に時間を使った方が効率的でしょ?」という考え方をするようです。イギリスでは小学生以下の子どもは毎日必ず大人が送り迎えをしなければならないため、いろいろな人やサービスの協力を得て子育てをしています。

ロンドンの家事代行の実情

ロンドンでは特にクリーナー(掃除をしてくれる人)を定期的に雇うことがごく一般的でたくさんの人が利用しています。子どもがいる場合はナニー(ベビーシッター)やオーペア(住み込みでベビーシッターや家事をしてくれる人)を雇い、家事・育児のサポートを受ける家庭が多くあります。

クリーナーについて

掃除用具や洗剤などはこちらが用意し、時給で清掃してもらうのが一般的です。個人契約の場合、仕事が早く丁寧なクリーナーは人気でなかなか空きがないようです。
料金は一時間10ポンド~15ポンドほど。エージェントを通す場合や日系の場合はもう少し価格が上がります。

ナニー・オーペアについて

子どもの年齢や数、自身の勤務条件によって求人内容は異なるため、料金や時間はお互いの条件のすり合わせになります。ナニーやオーペアの仕事を希望する人は語学留学生やワーキングホリデーの人も多く、お互いの希望条件も様々なので、条件に合った人を探すのは難しいこともあります。

探し方

知人の紹介

自宅に迎え入れたり、大事な子どもを預けるので何より大切なのは信頼できる人物かどうかですよね。知人の紹介ならばその点は安心です。クリーナーについては賃貸であればオーナーに尋ねてみるのもおすすめです。

仲介業者

個人契約が心配という方はエージェントサイトを通して探すことも可能です。何かトラブルが発生した際も対応してもらえるので安心です。

housekeep

ハウスクリーニング全般、追加料金でアイロンがけや洗濯も依頼できる。一回きりから定期利用まで選択でき、ネット上で見積もり、予約が可能。

housekeepホームページ

The London Nanny Agency

2年以上の経験を持つナニーさんが在籍するエージェント。
The London Nanny Agencyホームページ

日本人に依頼したい場合

MixB

英国在住日本人の多くが利用するクラシファイド。サイトは日本語、投稿者もほとんど日本人なので、日本語でサービスを検索することも出来るし、こちらから求人を出すことも可能です。
MixBホームページ

イギリス掲示板

こちらもMixB同様、日本語で募集を見ることも求人をすることも出来るサイトです。
イギリス掲示板ホームページ

HAYASHI SERVICES

責任者は日本人でスタッフもほとんど日本人のハウスクリーニング業者。料金は高めですが、安心して依頼できます。
HAYASHI SERVICESホームページ

注意点

ナニー・オーペア

お互いの生活の都合があるため、条件のすり合わせは必須です。募集時から明確にこちらの希望を提示しておくことがトラブルを防ぎます。時間や金銭面については特に注意が必要です。子どもを預けたり、同居したりするので、人間性はかなり気になるところ。きちんと面会して確認しましょう。

クリーナー

時給での仕事になりますが、実力によって同じ時間内に出来ることが異なります。希望する清掃内容が何時間で可能なのかをいくつかの業者もしくは人に確認することをおすすめします。依頼後に関しては、外国人の場合は特に注意していないとサボってしまうこともあるようです。掃除中に家を空けることも可能ですが、信頼関係を築くまでは在宅していた方が安心です。

まとめ

異国の地で暮らしていると楽しいこともたくさんありますが、ストレスを抱えることも同様にあるはずです。上記のようなサービスをうまく利用して、自分の時間を増やしてみてはいかがですか?また、自身の負担を軽減するために利用したもので逆にストレスを与えられては本末転倒なので、人選は慎重に。合わないと思ったらすぐに他の人を探すのも賢明かと思います。