フィレンツェのペレトラ空港徹底ガイド！市内への行き方、空港内施設やお土産情報などを紹介

イタリア・フィレンツェへ旅行に行く際は他のイタリアエリアから陸路で行く方法と空路で行く方法があります。

フィレンツェにあるペレトラ空港は現在は規模が小さいものの、空港を拡大する予定もありこの先発展していく空港として注目が集まっており、市内から近くアクセスしやすいため空路が可能な場合は空路がおすすめです。

今回はフィレンツェ・ペレトラ空港の空港内設備や、空港と市内間のアクセス方法について紹介していきます。

フィレンツェ・ペレトラ空港（別名：アメリゴ・ヴェスプッチ空港）とは

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フィレンツェ・ペレトラ空港とは、イタリア・フィレンツェにある国際空港です。
空港コードは「FLR」になります。
アメリゴ・ヴェスプッチ空港とも呼ばれており、フィレンツェ市内までのアクセスも簡単。
主な就航会社は、アシアナ空港やITAエアウェイズ、カタール空港などです。

日本からの直行便は？乗り換えする場合はどこがおすすめ？

残念ながら日本からの直行便はありません。
イタリアで日本の直行便があるのはローマ、ミラノのみ。
日本からフィレンツェ・ペレトラ空港を利用するためには、ヨーロッパ内で乗り換えが必要です。

フィレンツェ・ペレトラ空港から市内へのアクセス方法

フィレンツェ・ペレトラ空港からフィレンツェ市内までは約5km程。
アクセス方法は以下の3つです。

以前までは市内までの移動手段としてバスもありましたが、2019年にトラムT2路線が開通してからは、シャトルバスの利用者は少なくなり、運行していません。

それぞれの移動手段についてここから詳しく説明していきます。

トラムで市内へ移動する方法

「Tramvia(トランヴィア)」というトラムを利用します。

空港からフィレンツェ市内（ウニタ広場・旧市街）まで約20分で、約10分間隔で運行しています。
営業時間は午前5:00〜深夜0:30まで（金土は深夜2:00）までと早朝や深夜便でも心配なし。

Peretola Aeroporto(トラム乗り場)は空港から徒歩2分ほどのところにあります。
所要時間も価格も手軽なので、トラム移動はとってもオススメです。

チケットの値段と購入方法

価格は1.5ユーロ（刻印後90分間有効）と良心的です。
身長100cm以下のお子さんは座席を使用しない場合、無料で利用することができます。
チケットはトラム駅の自動券売機や、空港のチケット売り場で購入可能です。

荷物の多い旅行者は注意！トラムの乗車料金に上乗せが必要

スーツケースなどの大きい荷物を持ち込む場合にはもう1枚チケットを購入する必要があるので注意してください。

以下のサイズであれば、チケット2枚（ご自分のチケットと荷物分のチケット）で乗車することができます。

• 重さ：10kg〜20kg
• 大きさ：55×40×20cm〜80×45×25cm

これ以上になるとトラム乗車はできません。
ちなみにベビーカーや楽器などの持ち込みは無料です。

トラムを利用するメリット・デメリット

トラムを利用するメリットとしては、値段が安く所要時間がタクシーよりも短いことが挙げられます。デメリットはやはり大きな荷物を持って乗車できないことですね。

どうしても日本からフィレンツェへの旅行となると、荷物が嵩張ります。イタリアではルールを守って公共交通機関を利用しないと、多額の罰金が課されます。

あらかじめスーツケースのサイズや重さなどを測って、規定を超えてしまう場合は無理せずタクシーなどを利用しましょう。また、駅やトラム内ではスリも多いのでリュックは前に背負う、貴重品は肌身離さず身に着けるなどの対策が必要です。

タクシーで市内へ移動する方法

フィレンツェのタクシーは定額制で、時間帯によって料金が決まっています。

フィレンツェ空港から市内への料金は、平日6:00〜22:00で22ユーロ。

定額制ではありますが、割り増しになる場合がいくつかあります。
夜間、休・祝日は2〜3ユーロ追加、スーツケースなどの大きな荷物をのせる場合は1つにつき1ユーロ追加、フィレンツェ空港発の場合は2.7ユーロの追加料金が必要です。

トータルで30ユーロ程と思っていたら良いでしょう。

空港出口を出てすぐ右にタクシー乗り場があります。

フィレンツェにUberはあるが値段が高いのでおすすめしない

海外旅行ではおなじみのUberですが、フィレンツェでの利用はあまりオススメしません。
フィレンツェ独自の環境（タクシー会社からの反発など）により、Uberはあるものの高級レンジのUber Blackしか走っていないため値段が高いのが特徴です。他の方法で移動する方がお得です。

タクシーを利用するメリット・デメリット

タクシーを利用するメリットは、やはり快適に移動ができることですね。
トラムと異なり宿泊するホテルの前まで連れて行ってくれるので重い荷物を運んだり、道に迷う心配もありません。デメリットとしては、トラムよりも料金が高いことがあります。

レンタカーで市内に移動する方法

空港内にはレンタカー会社のカウンターもあり、車種によりますが60ユーロ（/1泊2日）から借りることができます。

ネットで事前に予約して、空港内のレンタカー会社カウンターで手続き後に車を受け取る流れです。フィレンツェ空港内にある主なレンタカー会社には、Europcar、Autovia、Ecoviaがあります。

日本語のレンタカー予約サイトもたくさんありますので、「フィレンツェ　レンタカー」で検索してみてください。

レンタカーを利用するメリット・デメリット

メリットは、ご自分の好きな時間に好きな場所で移動できることです。フィレンツェが首都であるトスカーナ州には、イタリアらしい美しい田舎町や葡萄畑もたくさんあります。フィレンツェ観光と組み合わせてちょっと遠出するのも良いですね。

デメリットは、フィレンツェ市内には「TZL（車両侵入禁止エリア）」やホテルに駐車場がついていないところもあることです。レンタカーを利用する際は事前にホテルに車を止められるかも確認しておきましょう。

2024年現在空港バスは廃止！トラムの開通により利用者が激減したのが理由？

2019年より空港と市内間のトラム運行が始まり、2024年現在空港バスは廃止になっています。2024年より前のサイトによってはバス移動の情報もありますが、現在は運行していないので注意しましょう。

フィレンツェ空港内の施設はこんな感じ！出国前のお土産選びもできる

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フィレンツェ・ペレトラ空港はターミナルが1つのこじんまりした空港ですが、フライトの待ち時間など快適に過ごせる設備が整っています。

空港内はWI-FI接続が可能！無料と有料のものがある

空港内では、WI-FI接続が可能です。

フリーWI-FIもありますが、繋がりにくいことも。
気になる方は、事前に有料Wifiの契約を検討することをオススメします。

出国エリアには免税店があるのでお土産を買い忘れても大丈夫！

空港内には、お菓子やお酒、化粧品などを販売している免税店があります。
旅行中にお土産を買い忘れても安心ですし、まとめて空港で購入するのもいいですね。

営業時間が朝6:00〜夜20:30までなので比較的どの時間のフライトでも利用できるのも、魅力のの1つです。

シエナ名物の郷土菓子「パンフォルテ」も買えるセレクトショップがおすすめ

空港内には様々なジャンルのお店がありますが、中でもオススメなのが食品のセレクトショップ。そしてその中でも人気なのが、シエナ名門もお菓子屋「NANNINI（ナンニーニ）」の「パンフォルテ」です。

「パンフォルテ」はシエナの郷土菓子で、ドライフルーツやナッツがチョコレートにぎっしりと詰め込まれたもの。栄養価が高いのでおやつにはもちろん、ワインにもよく合います。

お土産や、ご自分用にぜひ手に入れてみてください。

ビールバーやワインバーで出国前にイタリアを感じよう

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フィレンツェ空港内にはMy ChefやAcafeなどのレストランもあり、イタリア名物のピザやワイン、ビールなどが楽しめます。

空港内でも本場の味が楽しめるのはかなりポイントが高いですね。

セキュリティ通過後にはラウンジもあるので出発までゆったり過ごせる

セキュリティ通過後の1階エリアにはマサッチオ・ラウンジ（Masaccio Lounge）というラウンジもあります。こちらのラウンジにはゆったりとくつろげるソファスペース、自由に飲食できる軽食やお酒を含むドリンク類、無料Wifiが完備されています。

プライオリティパスやビジネスクラス以上のチケットをお持ちの方は無料で利用できますし、お持ちでない方も料金を払えば利用することができます。営業時間は朝5:00〜夜20:00と、早朝から空いているのは嬉しいポイントですね。

フライトまでの待ち時間も快適にくつろぐことができますよ。

新ターミナル建設予定？ブドウ畑が屋上につくる新しい試み

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フィレンツェ・ペレトラ空港はフィレンツェ市内へのアクセスも良く、多くの国際線が就航しています。

しかしながら、フィレンツェを訪れる観光客はローマやミラノの空港を利用し、鉄道でフィレンツェにくる方が多いです。
そこで、利便性の向上、年間590万人以上の国際線旅客受け入れを見込み、新空港ビル建設プロジェクトが立ち上がりました。合わせて空港デザインも全面改修されることになりました。

2段階で改修は進められ、第1フェーズは2026年に、第2フェーズは2035年に完成する予定です。

新ターミナルビルや、空港内と市街地を直通するライトレールの建設など、更なるパワーUPに乞うご期待。

フィレンツェの新しいランドマークとなるであろうターミナル屋上にはブドウ畑、畑の下にはワイン醸造所もできる予定で、今後のフィレンツェ空港から目が離せません。

まとめ：これからの発展に注目のフィレンツェ・ペレトラ空港！トスカーナ旅行にぜひ利用しよう

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フィレンツェ旅行の際にはぜひ利用してほしいフィレンツェ空港。
今後の発展も楽しみですね。