【事例】EUの最新交通事情を視察。交通エコロジー・モビリティ財団がブリュッセル出張で実感した現地アポイント取りと通訳の価値

【事例】EUの最新交通事情を視察。交通エコロジー・モビリティ財団がブリュッセル出張で実感した現地アポイント取りと通訳の価値

公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団
交通環境対策やバリアフリー推進などを通じ、持続可能な交通社会の実現を目指す公益財団法人。公共交通機関(バス・鉄道など)の利用促進や、交通分野におけるCO2削減などの取り組みを推進しています。

同財団では、海外の先進的な取り組みを日本に適用できるか検討するため、EUの行政機関が集まるベルギー・ブリュッセルへの海外視察を実施されました。

今回は、視察に赴いた岡本さんに、専門分野における通訳者選びのポイントや、事前の「アポ取り」とコミュニケーションがもたらした有意義な情報交換についてお話を伺いました。

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10年ぶりの海外視察。EUの中心地・ブリュッセルで交通と福祉の最前線を探る

― 今回、ベルギーのブリュッセルへ海外視察に行かれた背景と目的を教えてください。

岡本氏: 私は現在、交通分野に関わるCO2の削減や、車から公共交通機関への転換を促進する業務を主に担当しています。ブリュッセルはEU全体の行政機関が集まっている都市であり、そこで最新の取り組みを現地でヒアリングすることが今回の主な目的でした。

訪問先は2つの団体を予定していました。1つはEUの交通機関に関する調査研究や事例収集を行っている団体、もう1つは高齢者の移動や福祉に関する情報収集をされている団体です。現地のお話を伺い、日本に適用できる知見がないかを探りたいと考えていました。同僚が以前訪問したことがあり、良いお話が聞けるのではないかと紹介を受けたのがきっかけです。

ブリュッセルの街並みと石畳の広場

現地団体とのアポイント取得の壁。「交通分野への理解」を重視した通訳者選び

― 視察にあたり、現地の団体へのアポイントメントや通訳の手配はどのように進められましたか。

岡本氏: 相手先となる現地団体へのアポイントメント取得と、現地での同行通訳の両方を一貫してお願いできる方を探していました。今回は「ロコ募集」という機能を使って広く相談をかけてみることにしました。募集をかけると一斉に10名ほどからお返事をいただき、皆さん率直に回答してくださったため、状況が把握しやすかったです。

― 複数の方の中から、今回依頼されたロコを選んだ決め手は何だったのでしょうか。

岡本氏: 今回の視察は「交通」という専門的なテーマであり、日常的な移動手段としては馴染みがあっても、業務の専門的な中身までは伝わりにくいかもしれないという懸念がありました。しかし、今回お願いしたロコさんは、過去に空港で働かれていたというプロフィールがあり、交通関連の業務についてある程度理解があるのではないかと感じられたのが、お任せしようと思った大きなポイントです。

EUの旗が並ぶブリュッセルの建物

事前の質問送付で充実したヒアリング。英語とフランス語を柔軟に切り替える通訳サポート

― 実際のアポ取りや、事前のやり取りはいかがでしたか。

岡本氏: ロコさんが迅速に動いてくださり、依頼から1〜2週間後にはアポイントを取っていただけました。視察の少し前に、こちらから「質問したい内容」をA4用紙1枚程度にまとめてお送りしたところ、すぐに翻訳して訪問先に事前送付してくださったようです。そのおかげで、当日の打ち合わせに非常にスムーズに入ることができたと感じています。

― 現地でのヒアリングは、どのような形で進行したのでしょうか。

岡本氏: 基本的には英語で進行しました。ただ、時折先方の方がフランス語で話される場面もあり、そうした時にはロコさんが日本語に直し、英語の部分も含めて丁寧に説明してくださったので、コミュニケーションの齟齬が生じにくかったようです。

事前の情報共有がうまくいっていたこともあり、1カ所目の団体では当初1時間の予定だったお話が3時間以上にまで広がり、翌日も訪問することになったほどです。

視察を超えた「継続的な情報交換」の場へ。現地滞在を支える一次情報の価値

― 今回の海外視察を通じて、どのような手応えや成果がありましたか。

岡本氏: 私たちにとって新しい知見を得られただけでなく、ブリュッセルの団体の方にとっても新鮮な情報があったようで、お互いにとって良い情報交換の場になったと感じています。

最初にお伺いした団体の方からは、来年日本で学会がある際に「東京で話をしよう」と言っていただいたり、「オンラインでいつでもミーティングに乗るよ」とのお声がけをいただいたりしました。単なる視察にとどまらず、良い関係性を築くための仲介をしていただいたと感謝しています。帰国後も、社内では両団体と定期的に連絡を取っていこうという話になっています。

― ビジネス通訳以外で、現地在住のロコだからこそ助かったと感じる場面はありましたか。

岡本氏: 日本と違い、治安の面で少し不安な場所があることや、電車・バスなどの交通機関の乗り方など、ネット検索では分かりにくい現地ならではの情報を教えていただけたのは助かりました。また、昨今の円安で食費などがかさむ中、「こういうフードコートなら手頃ですよ」といったアドバイスをいただいたり、空き時間に無理なく回れる場所を案内していただいたりしたことで、見聞を広める良い機会になったと感じています。

今後も、海外視察の機会があり条件に合う方がいらっしゃれば、ぜひまた利用を検討してみたいと思っています。

【ご協力企業】

公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団

公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団
交通分野における環境対策やバリアフリーの推進などを通じて、持続可能な交通社会の形成を目指す公益財団法人。エコ通勤の普及やモビリティ・マネジメント教育の支援など、幅広い活動を展開している。
http://www.ecomo.or.jp/

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