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台湾料理おすすめ人気TOP16!現地で食べたい定番・屋台グルメとスイーツ

この記事を執筆したライター:台中在住「しーぽ」さん

台湾の真ん中、台中から発信。 ライターや旅のアテンドをしつつ、プライベートでは子育てに奮闘中。子連れに寛容な台湾の優しさに助けられる毎日を過ごす。 小籠包やマンゴーかき氷以外にも魅力いっぱいの台湾!ママ目線を添えて執筆することを心がけている。

【台湾・台中在住者執筆】日本からも行きやすい台湾はグルメの宝庫!台湾在住ライターが、現地で人気の美味しい台湾料理をご紹介します。台湾料理は中国料理をベースにしつつ、各国の影響を受けた味付けが特徴。日本人の口に合うものも多く、辛味や油が少ない料理もあるので食べやすいです。


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台湾旅行といえば現地グルメ


台湾旅行の楽しみといえば、現地グルメ!という人も多いのではないでしょうか?
小籠包やタピオカミルクティー、マンゴーかき氷、台湾カステラなどが有名で、日本にも専門店が出店されています。

中華料理や点心、西洋料理などの影響を受けたグルメや、台湾ならではの食材を使ったものもあります。薬膳や漢方、自然のうまみを引き出した体に優しいものも多く、老若男女問わず日本人に人気がある料理がたくさんあります。

今回は、台湾在住ライター「しーぽ」がおすすめする、現地で食べたい台湾グルメをご紹介します!

赤ちゃんからシニア旅までアテンド経験を持つライターならではの、おすすめポイントも要チェックです。

台湾旅行でおいしいグルメを楽しみたい人は、ロコタビで現地在住者に依頼してみてはいかがでしょうか。台湾料理のおすすめレストランのピックアップや予約代行を現地在住者に頼めるから安心です。

台湾旅行で絶対食べたい!おすすめ台湾料理TOP16

台湾旅行に来たら絶対食べたい、おすすめグルメを見ていきましょう!
定番から屋台のB級グルメまで、16品を厳選しました。
「流口水(よだれが出る)」必須です!

人気&定番No1!小籠包(ショウロンポウ)


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台湾で食べたいグルメの定番、小籠包です。小籠包や小籠湯包と言われ、薄めの皮に包まれた肉あんとあふれ出すスープが特徴です。
湯はスープの意味で、まさに文字通りの逸品。小籠包と表記されている店が多いですが、小籠包と小籠湯包の両方が表記されている場合は「湯」の文字を頼りに注文してみてください。

食べるときはてっぺんを箸でつまみ、レンゲに乗せます。まずは皮を破ってアツアツのスープををすすってみてください。やけどには要注意!
あとはお好みで生姜やタレをつけて楽しんでください。
現地では、生姜をハケのようにしてタレをつける人もいます。

■小籠包のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

日本でも人気!魯肉飯(ルーローハン)

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魯肉飯(ルーローハン)は台湾のソウルフード。
細かく切った豚肉を、しょうゆベースの甘辛ダレで煮込み、ほかほかご飯に乗せていただきます。
煮卵や半熟の目玉焼き、メンマが添えられた魯肉飯もあります。

お昼時に町の食堂をのぞけば、魯肉飯と炒青菜、スープでランチをする台湾人がたくさんいます。
甘辛い味付けは子供ウケも抜群で、現地では給食の人気メニューです。

魯肉飯の「魯肉」は煮込んだ肉という意味で、家庭料理としても親しまれています。おふくろの味として「魯肉飯」をあげる台湾人も多いのだとか。

煮込む際に八角や生姜、ニンニクなどを入れたり、牛肉で作ってあったりと店によって味が違うので、お気に入りを見つけてみてくださいね。

■魯肉飯のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

エスニックな旨みたっぷり!擔仔麵(タンツーミェン)

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台湾には麺料理がたくさんありますが、擔仔麵(タンツーミェン)もその1つ。発祥は台湾南部の台南です。

あっさりとした中にもコクがあるスープは、エビから取ったダシにニンニクがアクセント。そぼろ肉やニラ、パクチーなどがトッピングされ、小ぶりのどんぶりで提供されます。
パクチーが苦手な人は、注文時に「不要香菜(ブーヤオシャンツァイ)」と伝えてみてください。

「おかわり!」と言いたくなるようなあと引くウマさで、屋台やレストランで食べられます。特に有名なのは「度小月」というレストランで、擔仔麵発祥の店として知られています。

ちなみに、名古屋発祥の台湾ラーメンのルーツは擔仔麵だとか。台湾にはないグルメですが、元祖が擔仔麵なのは納得ですよね。

■擔仔麵のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

ボリュームたっぷり!排骨飯(パイコーハン)


排骨飯(パイコーハン)はご飯の上に豚のスペアリブを乗せたどんぶりです。
薄い衣をつけてサクッと揚げられたスペアリブに、しょうゆベースのタレが合わさってご飯が進みます。
骨付きスペアリブのうまみと、五香粉という台湾スパイスの香りで病みつきになる人も多い人気グルメです。

高級レストランよりも町の食堂やお弁当屋さんで食べられることが多く、駅弁の定番メニュー。台湾鉄道の駅で排骨弁当を購入し、車窓の旅はいかがでしょうか?
蓋をあけるとどーんと大きな排骨が乗ったお弁当で、エネルギーチャージしてみてくださいね。

■排骨飯のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

ぷりぷりなイカ団子!花枝丸(ホヮジーワン)

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花枝丸はイカのすり身を団子にしたもの。プリッと弾力があり、揚げたりスープに入れたり、鍋の具材として食べられています。

屋台では揚げたものが串にさして売られているので、食べ歩きにぴったり。夜市の定番グルメです。

現地のスーパーでは冷凍の花枝丸が売られています。筆者もセロリと一緒に煮込んでスープにしたり、鍋に入れて食べることが多いです。
弾力があるので、小さなお子さんには切って食べさせてあげるのがおすすめ。

ちなみに、花枝丸の花枝はコウイカのことです。台湾ではイカの種類が細かく分かれているのはご存知でしょうか。
小巻、槍烏賊、軟絲、魷魚……と種類はもちろん、体長によっても呼び方が違うので、調べてみると面白いかもしれません。

■花枝丸のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

みんなで食べたい!火鍋(フォオグゥオ)

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火鍋は鍋料理全般を指します。辛い麻辣火鍋や薬膳火鍋、酸菜白肉火鍋などの台湾を感じるものから、昆布だしの火鍋やすき焼きなど和風のものもあります。

大鍋を囲むスタイルはもちろん、1人分ずつ小鍋で提供されるものもあるので、ランチにサクッと鍋を楽しむサラリーマンも目にします。
1人分ずつ小さいコンロで提供される店が多く、大人数で訪れても自分の好きな味を楽しめます。大鍋を囲むスタイルの店は、鴛鴦鍋という2種類のスープを選べる場合がほとんどです。

火鍋は高級店から庶民的な店、夜市にある店まで様々。アイスの食べ放題があったり、ジュースが無料だったりと家族連れにも人気で、季節を問わずにぎわっています。

一度は試してみたい!臭豆腐(チョウドウフ)

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台湾B級グルメを語る際、外せないのが臭豆腐!読んで字のごとく臭い豆腐です。

ニオイレベルは日本の納豆やくさやのほうが上という調査結果もあるのですが、町を歩いていて臭豆腐の店があると10m先からでもすぐにわかるほどです。

臭豆腐のニオイの正体は発酵液。納豆菌と酪酸菌によって発酵させた漬け汁に豆腐を漬けることで、豆腐の植物性タンパク質がアミノ酸に変化して独特なニオイとなるそうです。

臭い臭豆腐ですが、怖いもの見たさで試してみたい人もいるのではないでしょうか?実は、おいしいと感じる日本人も多いグルメなのです。

豆腐を揚げたもの(厚揚げ)を漬けこんだ、炸臭豆腐はニオイが幾分マイルドになって食べやすいのでビギナーにおすすめ!
固さのある豆腐をスープで煮込んだ臭豆腐は、ダイレクトにニオイを感じるものが多いので。人によってはチャレンジメニューになるかもしれません。

屋台やレストラン、夜食などで食べられる臭豆腐。台湾旅行に来たら試してみてはいかがでしょうか?

■臭豆腐のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

千と千尋の神隠しに出てきたアレ!肉圓(バーワン)


Photo by しーぽ ▲揚げた肉圓(バーワン)

『千と千尋の神隠し』に登場するあの魅力的な食べ物、肉圓(バーワン)は台湾の伝統的なストリートフードです。
千尋のお父さんがむしゃむしゃと食べていたシーンを覚えていますか?アレです。

肉圓には揚げと蒸しの2パターンあります。蒸してから揚げるパターンも。

さつまいもや片栗粉で作られたもっちりとした皮の中に、ジューシーな豚肉や香ばしいキノコ、時には野菜が詰まっており、甘めのタレをかけていただきます。

一口食べればその味わいに虜になること間違いなし。

肉圓(バーワン)は台中と彰化が有名で、おやつとして親しまれているソウルフードだとか。

台湾の屋台や小さな食堂で、地元の人々と肩を並べて味わうのが最高の体験です。
台湾を訪れた際は、この現地の味をぜひ堪能してください。

■肉圓(バーワン)のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

台湾小吃の定番!胡椒餅(フージャオピン)

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東京進出して話題になった胡椒餅。台湾のおやつ、小吃(シャオチー)の代表格です。

胡椒がきいた肉ダネを小麦の皮で包み、窯で焼いたワンハンドグルメ!店によって、チーズが入ったものもあります。
見た目は焼いた肉まんやおやきのようですが、一口かじると肉汁が飛び出します。アツアツがおすすめですが、外でほおばる際は要注意。食べ歩きの際はウェットティッシュがあると安心です。

現地では夜市や学校帰りに食べられています。手のひらサイズで、小腹満たしにぴったりですよ。

■胡椒餅のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

朝食にも人気!蔥抓餅(ツォンズワッピン)

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蔥抓餅はネギが入った生地を平たく伸ばして、空気を入れるようにつまみながら揚げ焼きしたB級グルメです。甘辛いソースを塗ったり、胡椒やチーズ、青のりなど最後にふりかけるパウダーを選べます。ビールのお供にもぴったりで、夜市の食べ歩きにもおすすめ。

蔥抓餅に似たグルメで、蔥油餅があります。蔥抓餅はつまみながら揚げ焼きするのに対して、蔥油餅はつままず揚げ焼きします。
材料に大きな違いがないからか、店によって蔥抓餅と蔥油餅の違いがない場合もあります。
購入時は作っているところをのぞいてチェックしてみてください。

台湾東部の宜蘭という場所は、ネギの産地として有名なのはご存知でしょうか?土壌がよく、降水量が多いためおいしいネギが採れるそうです。
宜蘭の三星地区で採れた「三星蔥」が特に有名で、蔥抓餅の屋台にも「三星蔥」の名前がついた店を見かけることがあります。

■蔥抓餅のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

高級食材を煮込んだスープ!佛跳牆(フォーティャオチァン)


佛跳牆はアワビやフカヒレ、なまこ、松茸、栗、タケノコ、干し貝柱など高級食材や乾物を煮込んだスープです。海の幸と山の幸がふんだんに詰め込まれた贅沢な逸品。
日本語で「ぶっ飛びスープ」と訳されることもある台湾グルメで、その由来は、「おいしそうな香りで修行僧もお寺からぶっ飛んで来てしまうほど」というもの。

高級レストランや旧正月(春節)の料理の1つとして食べられることが多く、完成まで数日を要することから予約必須の店が少なくありません。
乾物を戻したり、食材の下ごしらえをしたりと手間がかかるので、冷凍品も売られています。
お値段も1万円を超えるのが普通なので、お祝いの席や人数が集まったらチャンス。ぜひオーダーしてみてください。

■佛跳牆のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

シンプルに野菜の旨味を楽しむ!炒青菜(チャオチンツァイ)

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炒青菜は青菜炒めのことです。台湾ではシンプルに野菜1種類のみを炒めたものがほとんどで、ニンニクや甘辛いソースがかけられています。

町の食堂やレストランなど、炒青菜が食べられる場所はたくさんあります。店や時期によって食べられる野菜の種類が違いますが、旬のものを提供している場合がほとんどです。

日本人の口にも合う台湾の炒青菜。日本ではあまり見かけない種類の野菜もあります。
空心菜、A菜、大陸妹、地瓜葉、水蓮菜はとくにおすすめ!見かけたらぜひ食べてみてください。

■炒青菜のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

台湾デザート人気No1!芒果冰(マンゴーかき氷)

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台湾デザートと言えば、マンゴーかき氷!
フルーツ天国の異名を持つ台湾ですが、マンゴーは現地でも人気です。そんなマンゴーをたっぷり使った芒果冰は、暑い台湾の夏に欠かせません。

マンゴーをトッピングしたかき氷全般を芒果冰と言いますが、昔ながらのザクザクした氷や、ミルク氷をふわふわに削った雪花冰などベースはさまざま。自家製シロップや練乳、プリンをトッピングした芒果冰が楽しめる店もありますよ。

ただし、愛文(アーウィン)マンゴーのシーズンしか食べられない店がほとんどなうえ、店によっては年間を通じてマンゴーのシーズンしか営業していないところもあります。絶対芒果冰を食べたい!という人は、4月末ごろ~10月ごろを狙って旅行の計画を立ててみてください。
お目当ての店がある場合は、ロコタビで現地在住者に質問してみるのもおすすめです。

■芒果冰のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

とろける食感にやみつき!豆花(ドウファ)

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豆花は豆乳から作るスイーツです。豆腐をなめらかにしたような舌触りで、老若男女から愛されています。豆花自体には甘味がほとんどないので、小さい子供にも安心して食べさせられますよ。

小豆や緑豆、ハトムギ、茹でピーナッツ、タロイモ、タピオカ、芋円(タロイモ団子)などをトッピングして、シロップと一緒にいただきます。夏は氷が添えられ、冬は生姜のしぼり汁を入れたりと季節を問わず楽しめるのも魅力です。
屋台から高級レストランのデザートまで、さまざまなところで食べられます。

■豆花のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

本場の味を楽しもう!珍珠奶茶(タピオカミルクティー)

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日本でも大ブームとなったタピオカ。どこでもリーズナブルにタピれるのが台湾旅行の醍醐味!現地では珍珠奶茶を略して珍奶(ゼンナイ)と呼んだりします。

諸説ありますが、珍珠奶茶は台中の春水堂から始まったドリンクです。珍珠奶茶作り体験ができる店舗もあり、体験後には公式認定書がもらえるので旅の記念にもいいですよね。

珍珠奶茶と言っても、タピオカの大きさやドリンクのベースはさまざま。紅茶のミルクティーにタピオカを入れたものが一般的ですが、ウーロンミルクティーやジャスミンミルクティー、黒糖牛乳にタピオカを入れたものもあります。
甘さや氷の量もカスタマイズできるので、お気に入りの1杯を見つけてみてくださいね。

■珍珠奶茶のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

ぷるふわでくちどけシュワ〜!古早味蛋糕(台湾カステラ)

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台湾カステラの名前でおなじみ、古早味蛋糕。現烤蛋糕とも呼ばれます。
日本でも行列店ができたり、SNSでレシピがたくさん投稿されたりしていますよね。

焼きたてはぷるぷるでシュワっと消えてなくなります。シフォンケーキのようなふわふわ感もありながら、新食感で日本人にも人気です。

一般的なカステラは、強力粉が多く使われているのでグルテンが多くずっしりした焼き上がりになります。一方、台湾カステラに使われているのは薄力粉で、焼き方も蒸し焼きと違いがあります。

原味(オリジナル)も人気ですが、チーズやチョコ、紅茶などもおすすめです。量り売りしてくれる店もあるので、少しずついろいろな味を楽しんでみてください。

■古早味蛋糕のおすすめ店(※それぞれマップに飛びます)

台湾旅行では現地でしか味わえない台湾グルメを満喫しよう

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台湾旅行で食べてみていただきたい、おすすめグルメをご紹介しました。食べたことがあるグルメや、気になるものはありましたか?

台湾グルメは日本人から人気のあるものも多いので、台湾旅行が初めての人もお気に入りが見つかるはず!

「絶対おいしい店で食べたい」「店の予約をしてほしい」という人は、ぜひ現地在住者に相談してみてください。

ロコタビには台湾各地の在住者がたくさんいます。台湾旅行のアテンドもできるので、ぜひ活用してみてくださいね。