ウィーンに住むことが決まったら、まず必要なのは住む家を探すことですよね。
全く土地勘のない街で家を探すなんて、どうしたらよいのかわからずに不安に思うかもしれません。でも最近はインターネットでもかなり詳しい情報を得ることができるんですよ。
今回はウィーンの不動産屋さんでおうちを探す方法についてお話ししてみたいと思います。 

インターネットでウィーンの物件情報を見てみよう

一番簡単なのは、現地の不動産屋さんを訪れることだと思いますが、日本にいる間に物件の目星くらいはつけておきたいですよね。
そういうときは、インターネットを活用してみるといいと思います。
ドイツ語で不動産屋さんのことは「Immobilien(インモビリエン)」と言います。
「Immobilien Wien(インモビリエン・ウィーン)」と検索するとたくさんのサイトが出てきますよ。
お勧めの3つのサイトをご紹介しますね。

Immobilien Scout24

https://www.immobilienscout24.at/immobilien,wien.html
どんなタイプの家か(メゾネット・ロフトなど)、どこの地区か、何部屋か、予算はいくらまでか、部屋の面積はどのくらいか、などを細かく設定して検索することが可能です。
写真が大きくて見やすいサイトです。

Immobilien auf derStandard.at

https://derstandard.at/immobiliensuche/i/wien?ref=tex&gclid=CjwKCAjw-8nbBRBnEiwAqWt1zUKiK7LNAz0ERhJk9daW6leEcErNuCEUrRJSWkdvquw6lhveHIK5mBoCS4YQAvD_BwE
大手新聞社の中の不動産サイトです。
部屋のタイプ、地区を設定して検索が可能です。住居の値段順、広さ順に並び替えての検索も可能です。

Willhaben

https://www.willhaben.at/iad/immobilien/mietwohnungen/
オーストリアでとても有名な、物の売り買いをするサイト内の不動産情報です。
地区、予算、広さ、部屋数、家のタイプはもちろん、駐車場やバルコニーの有無、即入居可能か、という細かい設定もできるのでとても便利です。
中には不動産を通さずに、プライベートで部屋を貸したい人たちの情報もあります。

ウィーンで部屋を借りるときに知っておくと便利なドイツ語

インターネットの物件情報には、たくさんの写真が載っているので、実際に見学する前から何となく物件の雰囲気はつかめるのではないかと思います。
でも、こういうサイトって徹底的にドイツ語だけでしか書かれていないんですよね……。
ドイツ語が分からないと、説明文が全く読めなくて不安!という人のために、インターネットで物件を探す際に知っておくと便利なドイツ語の単語をいくつかご紹介します。

Wohnung(ヴォーヌンク)
集合住宅の一室のこと。日本のマンションやアパートのような感じです。
Mietwohnung(ミートヴォーヌンク)が賃貸でEigentumswohnung(アイゲントゥムスヴォーヌンク)が分譲です。部屋を借りたい人は、ミートヴォ―ヌンクで検索してみましょう。

Zimmer(ツィマー)
部屋のことです。「Zimmer 5」と書いてあれば、その家は5部屋ある家ということになります。

Fahrstuhl(ファーシュトゥール)
エレベーターのこと。ウィーンのAltbau(アルトバウ)と呼ばれる古い家は天井がとても高いので、階段を上るのがとても大変です。1階上るのに日本の倍ほどの段数を上らなくてはならないことがほとんどです。小さな子どもやお年寄りがいらっしゃる家庭は、エレベーター付きの建物が理想です。

Wohnfläche(ヴォーンフレッヒェ)
居住面積のことです。㎡で記載されています。

Altbauwohnung(アルトバウヴォーヌンク)
第二次世界大戦頃までに建てられた石造りの建物です。天井が高く、広々とした空間が楽しめるヨーロッパらしい建物です。ヨーロッパの雰囲気を楽しむのならば、アルトバウヴォ―ヌンクに住むのがお勧めです。ただし綺麗に改装されたアルトバウヴォ―ヌンクは家賃が高いことが多いです。

Neubauwohnung(ノイバウヴォーヌンク)
1950年頃からの建物で、日本のモダンな住宅に近いです。アルトバウに比べて天井が低いですが、日本の住宅とほとんど変わりないので圧迫感を感じるほどではないでしょう。バリアフリーであることが多いですし、間取りもアルトバウヴォ―ヌンクに比べて住みやすく設計されていることが多いです。共同スペースや自転車置き場などがある住宅も多く、住みやすく設計されています。

Stockwerg(ストックヴェルク)
部屋が何階にあるかが示してあります。「Stockwerg 2」とあれば、その部屋は2階に位置していることになります。ただし、ウィーンの住宅は日本で言う1階は「Erdgeschoss(エアトゲショス)」といい、日本の2階がウィーンの「1階」です。
エアトゲショスは、日本の住宅と同様、窓が道沿いであれば通行人から覗かれることもありますし、冬は寒いことが多いです。家を選ぶときは階数もよく注意してみるようにしましょう。

不動産屋に連絡してみよう

インターネットで気になる家が見つかったら、お問い合わせフォームからメールを書いてみましょう。しかし、ウィーンの会社は日本の会社よりものんびりしているところが多いので、待てど暮らせど返信が来ないことも多いです。
そんな場合は電話をしてみるのが一番確実!
英語でも大抵の場合は問題ありませんが、英語もドイツ語に自信がない人は「トラベロコ」を利用して、気に入ったロコさんに不動産会社に連絡をとってもらうと良いでしょう。

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