ウィーンの旅行ガイド情報

オーストリア・ウィーンの天気と気温、旅行におすすめの服装

【ウィーン在住者執筆】オーストリア旅行の前に天気と気温、服装をチェック! ウィーンの年間の気候やベストシーズンも解説します。
オーストリアは季節の周期は似ていますが、ウィーンの街は天候が変わりやすく、ドナウ川を挟んだ向こう岸との天気さえも違うこともあります。
この記事を参考に、旅行準備を万全に整えて旅行を楽しんでくださいね。

オーストリア・ウィーンのおすすめ天気予報サイト

旅行前に、ウィーンの天気予報をチェックしましょう。
日本気象協会の天気予報サイト「tenki.jp」では、今日の天気、この先7日間までの週間天気を知ることができ、ウィーンと日本の主要都市の天気・気温の比較もできますので、旅行の服装や荷物の準備に役立ちます。

日本気象協会「tenki.jp」でウィーンの天気を見る

オーストリア・ウィーンの年間の天気・気候

基本的にオーストリアの気候は日本のように春、夏、秋、冬と季節があります。
ですが、春と秋は極端に短いため、ほとんどが夏と冬で占められています。
年間を通して言えるのが、1日の気温差が激しいことです。日中は暑かったり、暖かかったりしますが、朝と夜はものすごく寒くなったりするので、観光で夜まで出かける際は羽織ものを用意するなどしましょう。

オーストリア・ウィーンの年間の気温と降水量

1月 2月 3月 4月 5月 6月
降水量 (mm) 36 39 42 49 66 77
最高気温(℃) 2.2 4.5 9.6 15.3 20.3 23.5
平均気温(℃) -0.9 0.9 4.8 9.7 14.4 17.8
最低気温(℃) -4.0 -2.7 0.0 4.1 8.6 12.1
7月 8月 9月 10月 11月 12月
降水量 (mm) 75 67 50 42 50 44
最高気温(℃) 25.7 25.2 20.6 14.8 7.8 3.6
平均気温(℃) 19.6 19.2 15.0 9.8 4.5 0.8
最低気温(℃) 13.5 13.2 9.4 4.8 1.2 -2.0

※暖かい夏がある大陸性気候で、近年の夏場の温度は+7度です。

春(3〜5月)のウィーン

近年の春の天気の最高気温は15度~20度前後、最低気温は5度~10度で、日本とあまり温度は変わりません。
ですが、春先の3月と4月は天候が荒れることが多く、カッパや傘など持ち運ぶことをおすすめします。

また、この時期に来られる際は、一枚羽織れる服を持ち歩きましょう。日が暮れると肌寒い風が街を通り抜け始めます。

夏(6〜8月)のウィーン

夏のウィーンはじりじりと肌を焼かれていくのがわかるほど日差しが強く、普段サングラスが必要でない方でもサングラスを持参されてください。

近年の温度は、最高気温は35度前後、最低気温は25度前後で、2019年の日本よりは低い温度です。夏の日焼け止めは必須で、外出の時は必ずつけてください。
日焼け慣れしている方でも赤く、熱が体内にこもるほど強い日差しです。ただし、日本に比べて乾燥しているので、じめじめとした暑さはあまり感じないかもしれません。

この時期の服装は半袖半ズボン、サンダルなど涼しい格好をしてください。また夏は22時まで明るく地元の人も軽い時差ボケになってしまいます。
また、夏でも寒暖差があり、1日で10~20度ぐらいの温度差は頭に入れておきましょう。

秋(9〜11月)のウィーン

近年の秋の最高気温は25度前後、最低気温が15度前後でとても過ごしやすいです。長ズボン、羽織る服で十分過ごせます。
秋の特徴は春夏冬と違い、荒れることが少なく、温度も落ち着いていることで一番散策しやすい時期です。

ベストシーズンは夏の終わりから冬の始まる前の短いこの期間ともいえます。

冬(12〜2月)のウィーン

近年の冬の最高気温は、5度~0度、最低気温は0度〜マイナス8度前後です。風が強いので数字よりも寒く感じます。
防寒対策をしっかりして、冬のウィーンの街を楽しみましょう。年によっては豪雪になることもあるので、注意が必要です。
2019年1月はウィーン郊外にて積雪6mの場所もありました。街中は足首まで積もることもあります。16時を過ぎると暗くなるので注意しましょう。

冬の時期も、夏の時期同様に寒暖差が激しく、平均気温を外れ、1日で10度ほどの変化がみられる場合があるので、重ね着などし脱いだり着たりできるような服装が好ましいです。

オーストリア旅行の間におすすめの服装

3月、4月、5月の服装


出典 : Instagram

3月〜5月の服装はジャケットなど薄い上着、長ズボン、春ブーツやスニーカー(歩きやすい靴)をおすすめします。昼間が暖かくなり夜は寒くなる日も多いので、服装選びが一番難しいです。

6月、7月、8月の服装


出典 : Instagram

6月〜8月の服装はパーカーやカーディガンなど薄手の上着、Tシャツ、半ズボン、サンダル(歩きやすい靴)をおすすめします。とにかく暑いです。サングラス、日焼け止めを必ず準備してください。

9月、10月、11月の服装


出典 : Instagram

9月〜11月の服装はジャケットや薄手のコートなどの上着、Tシャツ、長ズボン、ブーツやスニーカーをおすすめします。9月の上旬はまだ暖かいですが、夜はだいぶ涼しくなります。だんだんと寒くなってきます。

12月、1月、2月の服装


出典 : Instagram

12月〜2月の服装は、ダウンコートなど厚い上着、長ズボン、ブーツ(冬用・雪用)、帽子、マフラー、手袋をおすすめします。とにかく寒いので、防寒対策が必須です。ヒートテックやカイロなどもあると重宝します。
※年によって季節のズレがあるので、渡航準備前に必ず天気予報を確認してください。

雨の日のウィーンの楽しみ方・おすすめの観光スポット

ウィーンは、雨がいきなり降ってきたり、かと思えば晴れだしたりなど天候が変わりやすい都市のため、人々はカッパを常備していたりと、雨対策は万全です。
雨のウィーンの街も美しいですが、その中でも、天候に左右されず観光が楽しめるスポットをピックアップしたので、是非参考にどうでしょう。

ナッシュマルクト市場(Naschmarkt)

ウィーンの台所ともいわれる屋内外市場。
屋内のブースもあるため、雨の日でも楽しめる仕様になっています。

住所:1060 Wien
電話:+43 1 400005430
HP:https://www.wien.gv.at/freizeit/einkaufen/maerkte/lebensmittel/naschmarkt/

カフェ・ザッハーでザッハトルテを味わう

オーストリアといえば「ザッハトルテ」が有名ですよね。
チョコレートのおいしいケーキと紅茶をいただきながら、オーストリアの素敵な時間を優雅に過ごしてはいかがですか?

住所:Philharmoniker Str. 4, 1010 Wien, オーストリア
電話:+43 1 51456661
HP:https://www.sacher.com/hotel-wien-2/kulinarik/cafe-sacher-wien/

聖ペーター教会

ウィーンでよくみかける、エメラルドの屋根が美しい教会です。
平日の旅行なら、午後3時に行くのがおすすめ。パイプオルガンのコンサートが開催されています。

住所:Peterspl. 1, 1010 Wien, オーストリア
電話:http://www.peterskirche.at/home/
HP:+43 1 5336433

ウィーン歌劇場(国立オペラ座)

ウィーンのオペラ座は、世界でも3つのうちにはいるほど有名なオペラ座で、9月~6月末までのシーズン中はほぼ毎日公演しています。
オペラに興味がない人でも1度は行ってみたい場所です。また、当日にでる立ち見席のチケットは格安で、オペラ座の内装と公演を気軽に見たい人にはおすすめです。

住所:Opernring 2, 1010 Wien, オーストリア
電話:https://www.wiener-staatsoper.at/
HP:+43 1 514442250

まとめ

ウィーンの天気が変わりやすいことはヨーロッパで有名で、現地の人は春になるとカッパを持ち歩き、晴れているのに傘を持って歩くなど、念には念を入れて生活をしています。
夏はペットボトルを持って歩き熱中症対策はかかせません。春夏秋冬、全ての季節で様々な景色が楽しめるウィーン。
色々な季節に旅行されてみてはいかがでしょうか。

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