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ワシントンDC旅行の持ち物チェックリスト!必需品から注意点まで徹底解説!

目次

【アメリカ・ワシントンDC在住者執筆】ワシントンDC旅行の持ち物チェックに!海外旅行に必要な持ち物リストをまとめました。
基本の持ち物に加え、季節ごとにあると便利なもの、必要がないもの、持ち込み禁止品などをご紹介します。
旅行前の荷造りや出発前の荷物の最終チェックにご活用ください。

▲ワシントン・ダレス国際空港

初めて海外旅行や海外出張に行かれる方の中には「一体どんな準備をしていったらいいのかわからない」という方もいらっしゃると思います。
ここでは、海外に出かける際に必要なもの・役に立つもの・わざわざ日本に持っていかなくてもいいもの・アメリカ国内に持ち込めないもの・免税対象品などについて詳しく説明していきます。
また、海外旅行や海外出張は初めてではないけれどもワシントンDCは初めて、という方のために、ワシントンDCの気候やワシントンDC観光に合った服装や旅行グッズなども紹介します。
旅行前の荷物の準備や出発前の最終チェックに、ぜひご活用ください。

絶対に必要なものリスト【重要度:★★★★★】

パスポート

ワシントンDCへの旅行が決まったら、パスポートの期限が出国予定日から少なくとも90日残っていることを確認しましょう。
パスポートは申請してから受け取るまでに約1週間かかります。
申請や更新が必要な場合は、余裕を持って手続きしましょう。
また、紛失時には、領事館に連絡をしたり現地の警察にレポートを作ってもらう必要があります。
そのときに滞りなくパスポート番号や有効期限などの情報が伝えられるよう、顔写真の乗っているページをコピーしたものを用意しておくといいでしょう。

ESTA

ESTAは、アメリカ入国前に取得している必要があります。
申請方法は、在日米国大使館・領事館 ESTA(エスタ)申請のページに詳しく書かれています。
取得後は、印刷したものを用意すると安心です。

現金

アメリカでは、ポーターやホテルのメイドなどへのチップの支払い1ドル札5ドル札が必要となります。
また、観光地の屋台や小さなお土産屋などでクレジットカードが使えないことがたまにあります。
$20 x 滞在日数の現金を用意しておけば十分でしょう。

◆おすすめ記事:ワシントンDCオススメ両替所をご紹介 &「日本円→USドル」のお得な両替方法を解説

クレジットカード

アメリカでは少額であっても支払いにクレジットカードが使える場合がほとんどです。
ワシントンDCのタクシーやレストランでは、料金の支払いだけでなくチップの支払いもクレジットカードで済ませられます。

航空券(eチケット)

印刷&モバイル、端末にダウンロード。
各航空会社の規定に従って、準備しておきましょう。

スマホ

地図、現地情報検索、翻訳など、旅のライフラインとなるスマホ。
無料Wi-Fi、海外ルーターレンタル、海外SIMカードなどで現地でのインターネット利用も可能です。
スマホの充電器 もお忘れなく。

日本の電気プラグはアメリカのコンセントにそのまま使えるので、充電は変換プラグなしでOK
ほとんどのスマホは100V〜240Vと世界の電圧に対応しているので、変圧器も不要です。
(お使いの機器が100Vにしか対応していない場合は変圧器が必要です)

◆おすすめ記事:ワシントンDCのコンセントはB/Aタイプ!変換プラグは不要

着替え

日数分。下着や靴下も忘れずに!
滞在日数が長い場合は、ホテルの部屋で洗濯するのも荷物が減らせるのでおすすめです。
Tシャツなどは現地で購入してみても楽しいです。

比較的重要なものリスト【重要度:★★★★☆】

海外旅行保険

アメリカの医療費は高額です
私がまだ留学生としてアメリカに来たばかりのころ、大学のキャンパスで体の具合がかなり悪くなったというだけで周囲の人に救急車を勝手に呼ばれてしまい、救急車代だけで26万円の請求が来た、ということがありました。
その時は海外旅行保険に入っていたので、自己負担ゼロでとても助かりました。
お財布が盗まれた時も、保証してもらえました。
海外旅行保険に入っていれば、事故や緊急時に日本語で相談できるというメリットもあります。
旅行代理店などでどういったものがカバーされているのかなど、聞いてみるといいでしょう。

メガネ/コンタクトレンズ

アメリカでは、ほとんどの州で、医師の処方がないとメガネもコンタクトも作れません
コンタクトは眼科にストックがあることはほとんどなく、注文してから受け取りに数日〜1週間ほどかかります。
現地で手配しようとすると、手間もお金も余分にかかるので、必要な人は予備のコンタクトを必ず持っていきましょう。

地図

インターネットが使えない場合に備えて、Googleマップで目的地のマップをダウンロードしておくと安心して観光できます。
Googleマップの詳しいダウンロードの方法は、こちらをご覧ください。

ワシントンDCでは、地図や観光地案内のマガジンが、空港や街の案内所、ホテルなど至る所で無料で手に入ります。

▲ワシントン・ダレス国際空港のインフォメーション。ここで地図や案内所がもらえます。

上写真のように、「Information」と書かれたデスクが街のいたるところにありますので、そこで「May I have a map of Washington D.C.?(ワシントンDCの地図をもらえますか?)」と聞けば、地図や案内をもらえます。

▲デスクの内側には色々なガイドブックやマップが揃っています。

ワシントンDCは面積が小さく、主要観光地は1箇所に集中しているので、無料の地図や案内書だけで必要な目的地はほとんどカバーできると思います。
ただし、それらは全て英語で書かれていますので、英語に自信がない方は、日本語のガイドブックを持参するといいでしょう。

筆記用具

飛行機内では、税関の申告書を記入することになります。
空港と違ってペンが用意されていない上に、フライトアテンダントの方を呼び止めるのには大変時間がかかります。
すぐに記入できるよう、バッグのポケットにペンがあると、スムーズに作業がこなせます。

歩きやすい靴

ワシントンDCのメジャー観光スポットでは、広大なナショナルモール広場や大規模なスミソニアン博物館など、長い距離と時間を歩くことが想定されます。
楽で履きなれた靴を一足持っていくことをおすすめします。

医療薬品とその処方箋

常習性のある薬物や麻薬(咳止め、精神安定剤、鎮静剤、睡眠薬、抗うつ剤、興奮剤など)を持ち込む必要がある場合は、医師に「旅行中健康を維持するために必要である」という診断書と処方箋のコピーを持参する必要があります。
日本語で書かれている書類であれば、それを英語に翻訳し、翻訳者のサインを記入したものも必要です。
翻訳はどなたが行っても大丈夫です。

このような診断書を携帯していないと、お薬の種類によっては、重い刑を課せられることもあります。
税関国境取締局 (CBP)審査官に書類が提示できるよう準備しておきましょう。
渡航中に使用する分だけのお薬を持っていくこと、それ以上は持っていかないことも重要です。

持っていくと便利なものリスト【重要度:★★★☆☆】

歯ブラシ・歯磨き粉

歯ブラシ・歯磨き粉は、アメリカではホテルのアメニティに含まれていないことがほとんどです。
ホテルの売店やコンビニエンスストアでも売っていますが、場所を取るものではないので、到着してすぐに歯が磨けるよう持参すると良いと思います。

スリッパ・ルームウェア・パジャマ

アメリカのホテルにはスリッパも寝巻きも置いてありません。
高級ホテルですとバスローブが置いてありますが、分厚いタオル生地で、寝巻きにするには向いていません。
気になる方は携帯用スリッパとルームウェア・寝巻きを日本から持参しましょう。

常備薬

疾患のための医療用薬品はもちろん、整腸剤、胃薬、痛み止めなど日本で飲み慣れたお薬があると安心です。
絆創膏や傷用クリームなどの外用のものは、アメリカのものでも違和感なく使えますので、現地で買えば良いと思います。

もし税関国境取締局 (CBP)審査官にお手持ちの処方箋なしで手に入れられる一般医薬品のことを聞かれたら、「This is OTC medicines.(ディス イズ オー ティー シー メディシン/これは処方箋なしで買える薬です)」と説明すれば、問題ありません。

雨具

アメリカの傘は重く、デザインもクオリティーもイマイチ。売られているところも限られています。
4月〜6月は雨が多いシーズンですので、日本から軽量の晴雨兼用傘を持って行くと、日傘としても使えて便利です。

サングラス

ワシントンDCの有名観光スポットは野外にあることが多いです。
春夏は日差しが強いので、あると便利です。
Ray BanやTom Fordなどのアメリカンブランドのサングラスをお土産として現地で買うのもいいですね。

帽子

日焼けや熱射を避けるのに必須です。
ワシントンDCには、至る所で観光客向けに帽子を売っていますが、ジョークっぽいものが多く、デザインはイマイチです。

日焼け止め

ワシントンDCで旅行者が行けるようなドラッグストアなどには、日本のように軽いつけ心地の日焼け止めは売っていません。
ベトベトする日焼け止めは嫌だという方は、日本から使い慣れたものを持参するといいでしょう。
ワシントンDCの夏は非常に蒸し暑く、40度越えの日もありますので、汗に強いウォータープルーフ タイプの日焼け止めを選びましょう。

ヘアワックス

アメリカではトラベルサイズのスキンケア・ヘアケア製品が至る所で売られていますが、ヘアワックスは大きいサイズでしか売られていません。
クオリティも種類もイマイチで、値段も安くありません。
日本から、滞在中に使う分だけを小さい容器に移し替えて持ってくるのがおすすめです。

エコバッグ

ワシントンDCでは、レジ袋1枚につき5セントの税金がかかります。かさばらないものですので、日本からエコバッグを持ってくと良いでしょう。

変圧器

日本のプラグはアメリカのコンセントにそのまま使えるので、プラグ変換器は必要ありません。
しかし、アメリカの電圧は120V、日本の電圧は100Vと若干違うので、「100V〜240V」と記載されていない、海外非対応の電化製品を使用する場合は、変圧器を持参しましょう。

アマゾンなどで「海外旅行 アメリカ 変圧器」で調べると、ポータブルタイプのものが2,000円くらいから売られています。使用する電化製品の消費電力に合う変圧器を見つけましょう。

ヘアアイロンやドライヤーなど消費電力が大きいものは、変換器が重く大きく、そして高値になってきますので、変圧器を使うより、世界対応のものを購入する方がシンプルです。

嗜好品や個人で使うものリスト【重要度:★★☆☆☆】

カメラ

ワシントンDCには、映画やテレビで見たことのある素晴らしい貴重な建造物がたくさん。
写真好きなら、スマホ以外のカメラを持って行く価値はあります。

水着

夏のシーズンに。
大抵のホテルにはプールやジャグジーがあります。
泳ぐことで足のむくみが取れ体もスッキリしますので、お時間に余裕があるのなら、ひと泳ぎするのもいいですね。

ややフォーマルなお洋服

世界の要人が集まるワシントンDCには、素敵な高級レストランが数多くあり、そういったお店にはドレスコードがあります。
お店によってルールが細かいところもありますが、だいたい下のようなファッションでOKです。

  • 女性:「ドレス+つま先が閉じているシューズ」が好ましいです。
  • 男性:「ワイシャツ+スラックス+革靴」が一般的。ネクタイはなくても大丈夫です。

絶対にNGなのは、運動靴、コットン生地の靴、サンダル、Tシャツ、ジーンズ、ショートパンツ、リュックなどです。

アメリカ・ワシントンDCで季節ごとに役立つ持ち物

ワシントンDCのシーズンごとの詳しい様子や気候についてはこちら「アメリカ・ワシントンDCの年間の天気と気温、旅行中のおすすめの服装」に詳しい情報が載っています。
ワシントンDCの気候を確認でき、天気や気温に合わせたお洋服選びに役立ちますので、ご一読ください。

4月〜6月には外に停めた車が真っ黄色になるほど花粉が飛んでいます。
現地でお薬を探すのは大変ですので、このシーズンに旅行される方は、日本から花粉症 (抗ヒスタミン)のお薬を持参されることをおすすめします。

足りないものは現地で買い足すのも楽しいですが、アメリカで売られている手袋・マフラー・雨具は、値段も安くはなく、モノが悪いことが多いので、日本から持参する方が良いでしょう。

春(3月、4月、5月)のワシントンDCにおすすめのアイテム

  • 3月:ダウンジャケット、手袋・マフラーなどの防寒具
  • 4月:厚めの上着、雨具、花粉症対策グッズ
  • 5月:やや厚めの上着、日よけ・日焼け止めグッズ。雨具、花粉症対策グッズ

夏(6月、7月、8月)のワシントンDCにおすすめのアイテム

  • 6月:軽く羽織れる上着、日よけ・日焼け止めグッズ、花粉症対策グッズ
  • 7〜8月:軽く羽織れる上着、日よけ・日焼け止めグッズ

秋(9月、10月、11月)のワシントンDCにおすすめのアイテム

  • 9月:軽く羽織れる上着、日よけ・日焼け止めグッズ
  • 10〜11月:ダウンジャケット、手袋・マフラーなどの防寒具

冬(12月、1月、2月)のワシントンDCにおすすめのアイテム

  • ダウンジャケット
  • ロング〜アンクル丈のブーツ
  • 手袋・マフラーなどの防寒具

日本から持参する必要がない物

ワシントンDCで売られているトラベルサイズの日用品。近年トラベルサイズがブームになっていて、種類が豊富。

アメリカのホテルに備え付けてあるもの、ドラッグストアやコンビニエンスストア、ホテルの売店で簡単・安価に手に入るものは、わざわざ日本から持っていかなくても大丈夫。
現地の日用品を試してみるのも、旅の楽しみです。

ホテルにあるアメニティ

  • ドライヤー
  • アイロン
  • シャンプー&コンディショナー
  • ボディーローション
  • 石鹸

現地で簡単に買える日用品

  • コンタクトレンズ洗浄液・保存液
  • シェービングクリーム・使い捨てカミソリ
  • 石鹸・ボディソープ
  • シャンプー・コンディショナー
  • ヘアスプレー・ヘアジェル
  • 日焼け止めクリーム
  • 保湿クリーム・ローション・リップクリーム
  • デオドラント
  • 香水
  • メイク落としシート
  • ウェットティッシュ

アメリカ・ワシントンDCへの持ち込み禁止品・免税対象品

アメリカに持ち込みが禁止されているもの

食品

  • 生野菜や青果、生米はアメリカ国外から持ち込むことはできません。
  • 肉製品、カレー、ブイヨン、スープミックスなど肉エキスが含まれているものは、持ち込むことができません。ただし、魚は持ち込みOKです。
  • アルコール度70%以上のアルコール飲料は持ち込むことはできません。

通貨

個人渡航者が無申告で持ち込める現金は(家族で旅行しているなら同行者全員の所持金の合計)$10,000まで
これには、外国の通貨・トラベラーズチェック・郵便為替・などの通貨代替物も含まれます。
この額以上の現金を持ち込む場合は、申告の必要があります。
申告を怠ると、現金は没収され、刑罰の対象となりますので注意しましょう。

その他

  • ポルノ商品
  • 麻薬
  • 銃器
  • 動植物
  • コピー商品など。

機内持ち込みNG・お預けOKなもの

  • 100ml以上の液体・ジェル状のもの・クリーム状のもの(歯磨き粉、ジャム、クリームチーズなど)
  • 武器(銃、こん棒、弓矢、斧、ヌンチャク、スタンガン、鋳鉄製の調理器具など)
  • 特殊なスポーツ用品(野球バット、ボーリングのピン、ゴルフクラブ、オール、ホッケースティック、スパイクなど)
  • 工具(ドリル、栓抜き、バール、トンカチ、のこぎりなど)
  • 刃物(ハサミ、カッター、ナイフ、爪切りなど)

機内持ち込み・お預け共にNGなもの

  • アルコール度70%以上のアルコール飲料
  • 引火性のあるもの(ライター、弾薬、花火、火薬、液体燃料など)
  • 特殊な化学薬品(漂白剤、肥料など)
  • 特殊なスプレー(熊よけスプレー、料理用のオイルスプレー、催涙スプレーなど)
  • Samsung Galaxy Note 7

機内持ち込みはOK・お預けはNGなもの

  • 電子タバコ
  • マッチ(蝋マッチは除く)
  • 100whを超えるリチウムイオン電池
  • 生きた魚
  • 医療用の酸素シリンダー

アメリカの免税対象品

  • 日本からのお土産は$100相当まで
  • タバコは200本、葉巻は50本、刻たばこ2kgまで
  • お酒は1リットルまで(21歳以上)
  • 通貨代替物(外国の通貨・トラベラーズチェック・郵便為替など)は$10,000まで

まとめ

渡航や税関に関するルールから旅の役に立つ便利情報まで、しっかり予習して、自信を持ってワシントンDCの旅行を楽しんでくださいね。
パスポートなど最低限必要なもの以外は、いざとなったら現地で手に入れることもできるものばかりです。

上記以外にも必要は不要か聞きたいものがあるときは、ロコタビのサービスを利用して、ワシントンDC在住日本人のロコに聞いてみるのもおすすめです。

Q&Aは無料なので、ほかにも疑問点やお困りごとがある場合は、お気軽に相談してみてください!
ロコに地元のスーパーやデパートに連れていってもらい、地元民のようにお買い物するのも楽しい旅の思い出になりそうです。

出典:
外務省 パスポート(旅券)
在日米国大使館・領事館 ESTA(エスタ)申請
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Transportation Security Administration
在日米国大使館・領事館 米国への持込品に関して
JAL Airlines アメリカ現地情報 通関