ベネチアの旅行ガイド情報

イタリア・ベネチアの現在の物価は?〜値段比較、外食費も調査しました~2019年最新情報

【イタリア・ベネチア在住者執筆】イタリアの物価って日本とほとんど同じというイメージの方多いかもしれません。でも実はベネチアだけはほかのイタリアの街と比べて例外なんです!今回は、旅行にかかる平均的な予算やお得に買い物や食事ができるエリアなどをご紹介します。是非旅の予算の参考にしてください!

ベネチアの現在の物価は?

ベネチアはイタリアの重要都市の中で最も物価が高い街と言っても過言ではありません。例えば水上バスの一回券が7.5ユーロ(約900円)だったりイタリアでは1ユーロで飲めるコーヒーも場所によっては5ユーロする場所もあるんです。なんでこんなに高いの?と思う方、たくさんいると思いますがベネチアの立地条件を考えると当然のことなのかもしれません。ベネチア市内には車等は入ることができないので島まではボートで物資を移動させその後は全て歩きで物資がベネチアにはやってきます。その分、人件費等もかかるので計算上、物価が上がってしまうんですね。
ただベネチアは食費や交通費は高いですが、その他の衣服、化粧品等に関しては比較的他の街と同じ値段で商品が売られており、日本との相場の差は衣服、化粧品にはあまりありません。

ベネチアの通貨

ヨーロッパ共通通貨 ユーロ

イタリアの通貨はユーロ(€)です。2019年5月現在レートは1ユーロ/123円となっています。大体126円~123円の間を行ったり来たりしてるかな、といった感じです。私、筆者自身は簡易的に計算するためにも1ユーロ約130円で計算するようにしています。そのほうが予算を計算するときも少し所持金に余裕もでるので個人的におすすめします。

旅費の目安

航空券

航空券の値段は通常期と繁忙期によって値段がかなり変わってきます。繁忙期に当てはまる期間は大体夏休みの期間やクリスマス休暇の期間になります。通常期は大体早めに予約すると5万円~チケットを購入することが可能です。繁忙期になると大体通常期の二倍程度の値段か、安くても8万円はします。

ホテルのレベルごとに分けた宿泊費の目安(一泊)

ホテルのレベル 費用
五つ星ホテル 約15000~50000円
四つ星ホテル 約14000~18000円
三つ星ホテル 約6000~13000円
二つ星ホテル 約3000~8000円
Airbnb* 1300円~

*Airbnbは一般の方が宿泊施設を提供してくれるサービスです。地元民の家に泊まったりっづることもでき、寝るだけで構わないという方であるならば1300円からでも宿泊施設を見つけることが可能です。AppleStoreやGooglePlayでダウンロードすることができます。

Airbnb ダウンロード

AppStore


予算プラン

三つ星ホテルに一泊した際の予算プランを表にまとめてみたのでぜひ参考にしてみてください!

項目 費用
航空券 80000円
空港⇔ベネチアローマ広場までタクシー(往復) 10400円
三つ星ホテル 約10000円/泊
レストランでの昼食+夕食 7800円/一人
ゴンドラ、お土産などの観光 20800円
一泊した際の合計費用 129000円

合計が航空券を含まないと一日49000円と少し高めです。予算を抑えたい、寝るだけの宿泊施設でよいという方がいれば前述しました通り、Airbnbか二つ星ホテルをお勧めします!また、治安はベネチア島内よりは少し悪くなりますがベネチアから一駅のメストレに泊まるのもコストを抑えるための裏技です。
それでももっと予算を抑えたいという方には今から、比較的レストラン等の物価が安いエリアを紹介していきます!

比較的に物価が安いエリア

カンナレージョ

カナレッジョはベネチア島の上の部分にある地区で、他のベネチアの地区と比べると比較的に物価が安いです。安いといっても他のベネチアの街と比べたら普通かもしれませんが……。せっかくなのでいくつか安めのレストランとスーパーを紹介したいと思います。

スーパーマーケット 【Billa】

他のベネチアのスーパーと比べると物価は比較的普通の値段で売っているものの種類も法なのでお勧めです。

住所:Cannaregio 3660, Venezia

レストラン【Osteria Al Ponte】

ベネチアの伝統的な料理を提供しているレストランで、お肉やチーズ、生ハムなどを現地のワインと一緒に食べることができます。値段も安く、基本的に高い魚料理もここでは20ユーロ程度で食べることができます。人気店なので予約が必要な場合もあります。

住所:Calle Larga G. Gallina 6374


レストラン【Cichetteria Venexiana Da Luca e Fred】

おつまみを売りにしているレストランで、ワインと一緒に食べることができます。おつまみ一皿が大体1.5ユーロとお得です。また、おつまみ以外にもお肉や魚、パスタなど約12~15ユーロで食べることができます。

住所:Rio Terà S.Leonardo 1518

カンポ・サンタ・マルゲリータ

Campo Santa Margherita(カンポ・サンタ・マルゲリータ)は一つの広場で島の南側にあるドルソドゥーロ地区に位置しています。ベネチアのカ・フォスカリ大学の近くで学生も多く、物価がほかの地域と比べると安いです。広場にはレストランやバーが多くあり、選択肢も多いです。

このベネチアならではの魚介類のパスタもカンポ・サンタ・マルゲリータのレストランで食べました! この広場にあるレストランでは大体13€程で食べることが出来ます。

逆に物価が高く、避けるべき場所は?

ベネチアには物価が比較的安い地域が存在する分、物価が目が回るくらい高い地域もいくつかあります。例えば、有名なサン・マルコ広場。サン・マルコ広場周辺の物価は本当に高いので、予算を抑えたい人はそこで買い物やレストランに行くのは避けたほうが良いでしょう。昨年、観光客がサンマルコ広場でコーヒーと水を頼んで43ユーロ払ったという話もありました。
サンマルコ広場以外にも、駅周辺のお店は少し高めなのでお土産を買いたいのであれば駅から少し離れた場所で買うのがお薦めです。

食費を抑えたいのならファストフードに行くのもあり!

どうしても食費を抑えたいという方はファストフードでお昼ご飯を食べたりするのもいいかもしれません。値段の相場は大体日本と同じくらいなので予算の想像もしやすいかと思います。ただ、ファストフードと言っても、ベネチア・サンタルチア駅にKFC一件と、駅からリアルト橋に向かう途中の道にマクドナルド一件しかないのでご注意ください。

お土産や食品、日用品の相場

食料品と日用品

商品 値段
水1.5リットル 0.20ユーロ (約25円)
米 500g 約3ユーロ(約370円)
ワイン 種類によるが約4ユーロ(約490円)
オリーブオイル 4~5ユーロ(約490円~615円)
コーラ 1.5リットル 1ユーロ(約123円)
シャンプー 1.7ユーロ(約210円)
歯磨き粉 1.50ユーロ~(約185円~)
ボディソープ 1.60ユーロ (約200円)


▲スーパーに並んでいる数々のパスタです!


▲シャンプー等の日用品

お土産

お土産はクオリティーによって値段も変わってくるので大体の値段を乗せさせていただきます。

商品 値段
ムラーノグラスのアクセサリー 10ユーロ(約1230円)
マグネット 約3ユーロ(約370円)
ベネチアンマスク(手作りではないもの) 5ユーロ~ (約615円~)
ベネチアンマスク(手作り) 16ユーロ~ (約1970円)

まとめ

今回はベネチアの物価についてまとめさせていただきました。食費、交通費等は高いベネチアですがうまく計画を立てていくと出費を抑えることができるので、是非この記事を参考にして旅行の計画を立ててみてください!