タイチュウ(台中)の旅行ガイド情報

台中のバスの乗り方ガイド(アプリ・料金・路線図)

【台湾・台中在住者執筆】地下鉄のある台北や高雄と違い、台中の主な交通手段は専らバスです。「外国のバスなんて乗り方が分からない、間違えて乗ってしまったらどうしよう」と思っている方も多いでしょう。そんな方のために、台中でバスに乗る方法を分かりやすくご紹介します。

台中のバス事情について

台中ではバスが市民の足として幅広く利用されており、台中の街を斜めに貫く台湾大通り(台灣大道)を台中駅から東海大学方面へ向けて走る基幹バス(30x系統)とその他の路線バスの2種類があります。乗り方や料金は変わりませんが、多くの観光地や買い物に便利な場所などは基幹バスの停車駅沿いにありますので、地図を見て上手く利用するとスムーズに観光ができるはずです。

バスの路線図・時刻表アプリ

路線図

台中市即時公車動態查詢
"Driving Map"にて路線図が閲覧でき、"Travel Planner"からルート検索ができます。

時刻表アプリ

Bus+のダウンロード

App Store

Google Play で手に入れよう

路線番号からの路線図検索や行き先の施設を指定してのルート検索、出発するバス停と行き先のバス停を指定してのルート検索などの機能がつまった総合バスアプリです。台中だけではなく台北や高雄など他の地域でも使えますので、台湾旅行をされる方は必携と言っても過言ではありません。

またGoogle Mapsにもバスのルートが表示されますので、上記2つのサービスと合わせて上手く使いこなしてみてください。

バスの種類と料金体系

バスの種類

基幹バス(30x系統)

300系統から310系統までのバスがこれにあたります。台中駅を出発し台湾大通り(台灣大道)に沿って國立自然科學博物館、廣三そごう台中店、新光三越台中中港店、Top City台中店(大遠百台中店)、東海大學や靜宜大學を経て北西へ向かいます。
309番のバスは高美濕地、310番のバスは台中港観光案内所(台中港旅客服務中心)へ向かいますので観光に行かれる方は覚えておくと良いでしょう。
2台のバスが繋がった「連節バス」という車体のバスで運行されているのが特徴です。

路線バス

先ほど紹介した基幹バス以外の全てのバスがこちらの路線バスにあたります。台中市の路線バスは台中客運、統聯客運、中台灣客運など、合計18の事業者により運行されていますが、運賃制度や乗り降りの方法は基幹バスも含め全て統一されています。
こちらは通常の1台のバスで運行されています。

バスの料金体系

EasyCard(悠遊卡)、iPASS(一卡通)、iCash(有錢卡)の3種類の交通系ICカード及び現金での支払いが可能です。交通系ICカードの場合は走行距離10kmまで無料で乗ることができます。その後は走行距離により運賃が加算されます。
現金の場合は走行距離が10km以内の場合は一律20元、それ以降は距離に応じた運賃を支払う必要があるので、なるべく交通系ICカードでの利用をおすすめします。

運賃はこちらから調べることができますので、お出かけ前の参考にご覧ください。

バスの乗り方

交通系ICカードさえ持っていれば、台湾のバスはとても簡単に乗り降りができます。まだ交通系ICカードを購入していない方は、この際にお近くのコンビニやMRTの駅などで購入されることをおすすめします。もちろん現金での利用も可能ですが、お釣りは返ってきませんので、運賃をしっかり確認して運賃ちょうどのお金を用意しておくようにしましょう。

乗る

目的のバスがバス停に近づいたら、大きく手を挙げて乗る意思を示します。バス停に立っているだけではバスは通り過ぎてしまいますので気をつけてください。
バスには扉が2つのものと3つのものがありますが、どの扉からでも乗車できます。

乗車時には扉の脇にあるICカード読み取り機にカードをタッチしてください。日本の交通系ICカードとは違い、1秒ほどしっかりタッチする必要があります。
「ピッ!」という音が聞こえたら読み取り機からカードを離しても大丈夫です。

乗車中

バスの正面にある電光掲示板には次のバス停の名前が中国語と英語で表示されます。
しかし、中には電光掲示板が付いていないバスや故障中のバスもありますので、地図で逐一現在位置を確認するようにしましょう。
また、日本のバスと違いかなり激しく揺れますので、なるべく席に座るか手すりやつり革をしっかりと掴むようにしてください。

降りる

目的のバス停のひとつ前のバス停を発車してしばらくしたら、降車ボタンを押してください。車内放送が流れるバスとそうでないバスがありますので注意しましょう。
降車ボタンを押すと日本と同じく「ピンポン」と音が鳴ります。
降車時は交通系ICカードをご利用の場合はどの扉からでも降車できますが、現金の場合は運転席の隣に設置されている運賃箱にて支払うため、一番前の扉からしか降車できません。

交通系ICカードの場合は乗車時と同じようにカード読み取り機にカードを1秒ほど「ピッ!」と音が鳴るまでタッチしてください。読み取り機の画面をよく見ると今回の運賃と支払後の残りチャージ金額が表示されています。
現金の場合は事前に調べた運賃分の現金を運賃箱に入れて降車しましょう。

運賃の支払いに便利なEasyCard(悠遊卡)

このように、現金だとお釣りが出なかったり運賃をその都度確認しないといけなかったりと何かと不便な場合が多いですが、交通系ICカードを購入すれば事前に十分な金額をチャージした上で乗車時と降車時にカード読み取り機にタッチするだけで簡単にバスが利用できます。

台中で最も使われているのはこのEasyCard(悠遊卡)です。
台湾各地のEasyCardサービスセンター(悠遊卡服務中心)、台北メトロ(台北捷運)や桃園メトロ(桃園捷運)の駅窓口、各地のコンビニまたは駅に設置されている自動販売機などで購入することができます。
このカード1枚で台中のバスだけではなく台湾全土のバス、地下鉄(メトロ)や台湾鉄道に乗ることができる大変便利なカードなので、台湾旅行の際はまず1枚購入されることをおすすめします。
購入する際には以下の文面を係員の方に見せてください。

EasyCardをください。
我要買悠遊卡。
(ウォ・ヤオ・マイ・ヨウヨウカー)

まとめ

台中観光を楽しむ秘訣は何といってもバスを極めることにあります。寶覺寺、台中公園、一中街、逢甲夜市、東海大學や高美濕地など、台中の観光スポットは全てバスで回れます。
外国のバスということで最初は少しだけ緊張するかもしれませんが、乗ってしまえば後は簡単です。皆さんも台中観光の際はぜひ、バス観光にチャレンジしてみてください!

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