シャンハイ(上海)の旅行ガイド情報

中国・上海のインターネット利用ガイド〜VPN付レンタルWIFIや街中の無料WIFI

【中国・上海(シャンハイ)在住者執筆】海外旅行中、スマホのネット接続は必須ですよね。「レンタルWIFIは必要?」「街中に無料のWIFIスポットはあるの?」「VPNって?」と気になる方も多いはず。
今回は、中国・上海を旅行中におすすめのWIFI接続方法について徹底解説!インターネット規制がある中国で、快適にSNSを利用するポイントもご紹介します。

上海のWIFI・インターネット事情

上海を含め、中国では政府によるインターネット規制がされています。
中国旅行中、お手持ちのスマホをWIFIに繋げるだけではツイッターやLINEなど、SNSを使うことができません。
また、GmailやGoogleマップなど、Google関連のサービスも利用できないので注意しましょう。
これを回避すためには、現地でVPNを繋げるか、VPNつき・SNS対応のWIFIを事前にレンタルする必要があります。

そんな中国ですが、特に上海は街中の無料WIFIが充実した、インターネット環境の整った都市だと言われています。
ショッピングモール、ホテル、カフェ、交通機関内……あらゆる場所で無料WIFIが利用できるので、SNSがなくても困らないという方なら、無料WIFIだけで事足りることも多いです。
ですが公共のWIFIの中には、パスワードの取得に現地の携帯番号が必要な場合あるのも、注意したいポイントです。
日本とインターネット環境が大きく異なる中国を旅行する際は、旅行前の下調べや準備が快適なネット環境を整えるカギになります。

上海旅行にはVPN付きのレンタルWIFIがおすすめ

海外旅行中、LINEやなどアプリの無料通話を使ったり、グーグルマップでルート検索をしたいという方も多いですよね。
中国ではこれらのサービスが規制されているため、現地でSNSを使えるようにするには、VPNに接続しなければなりません。
慣れない中国語でVPNの設定をするのが心配……という方におすすめなのが、日本でレンタルできるVPN付きレンタルWIFIです!
面倒な設定をしなくても、日本にいるときと同じ感覚でインターネットはもちろん、各種SNSも利用できます。

おすすめのレンタルWIFIと料金

ここでは、日本でも人気のレンタルWIFI会社をご紹介します。
キャンペーンなどで料金が安くなっていることも多いので、数社を比較しながらレンタル先を選ぶと良いでしょう。

上海の街中にある無料WIFIスポット

いちばんおすすめ!スタバなどカフェの無料WIFI

いちばん頼りになるのは、上海市内のどのエリアでも見つかるスターバックスやコスタコーヒーです。
WIFIへの接続方法もワンクリックで済むのでとても簡単。電源も自由に使ってOKです!
ただし、繁華街のスタバは慢性的に混み合っていて、「狭い、うるさい、電源争奪戦状態」になっていることも……。
そんなときにお勧めなのは、観光地「新天地」エリアに隣接する複合モール「湖濱道」内のスターバックスリザーブ店(湖濱路150号1階/「新天地」の東側に位置する人工湖沿い)。
広々としていて静かで、限定のドリップコーヒーなども味わえます。

もう一ヵ所のお勧めは、2015年末にオープンしたリノベーションスポット「衡山坊」内のスターバックス(衡山路890弄11号/衡山路の徐家匯側)。
代官山の「T-SITE」風に作られたエリアなので、カフェで仕事をする人が多く比較的静かです。
店舗は3階建てでゆったりした内装。居心地も満点です。

WiFiも電源も快適に使えて、食事もできて、日系店の安心感も魅力なのが「PRONTO」(徐家匯路618号日月光中心広場1階/中庭の東側)。
コーヒー、スイーツ、パスタなどどれも日本の「PRONTO」の味で、ゆったりしたインテリアが魅力。
テーブル脇などに電源を多く設置してくれているのもポイントです。WIFIへの接続方法は下記で紹介する微信方式でした。
人気スポット「田子坊」に隣接しているので、観光ついでに立ち寄れます。

駅やバス停、公園など公共エリア

上海では、中国のモバイル会社と政府が連携して、公共エリアに無料のWIFIスポットを設置するプロジェクトが進んでいます。
駅やバス停など、観光者でも使う機会の多い施設でWIFIに接続できるのは嬉しいポイントですね!
ただしこの無料WIFIは1人あたり1日2時間までしか利用できないので、注意が必要です。

空港の無料WIFI

上海浦東国際空港では、無料でWIFIが利用できます。
空港内のカウンターでパスポートを提示して、パスワードを発行してもらいましょう。

ホテルのWIFI

上海では宿泊客向けに無料でWIFIを提供しているホテルも多いです。
ホテルを予約する際には、WIFIが含まれているか確認しましょう。
また、ホテルのロビーで宿泊者以外でも使えるWIFIを提供しているホテルもあります。

ビジネスマンには「コワーキングスペース」という選択肢も

ノートパソコンを持ち込んで、がっつり仕事をしたいという出張者、ビジネスマンにお勧めなのが、1時間から利用できるコワーキングスペース「Base Co」(安福路322号/武康路とのT字路奥)。
お替わり自由のコーヒー、複合機の利用、WiFiの利用など込みで50元(1時間)です。デザイン会社のオフィスみたいな空間と静かな環境が魅力。ただし土日はイベントスペースとして使われるので、利用できるのは平日のみ。利用には微信のダウンロードが必要ですが、スタッフが英語でていねいに説明してくれるので安心です。ビジネスマンにはかなりお勧め!

上海の無料WIFIに接続する方法

スタバも採用!簡単接続でWIFIに接続

スターバックス、マックカフェ、コスタカフェなどが採用しているカンタン接続法です。
WIFIに接続するには、店名の入ったWIFIを選択し、出てきた画面の接続ボタンをクリックするだけでOK。
スターバックスだけでも上海市内には300店以上あるので、これだけ覚えておけば困らなそうです。

コスタコーヒーのWiFi接続画面です。「登録」をクリックすればOK。
写真では電話番号が表示されていますが、中国で使える番号がなくても使えます。

店員にWIFIのパスワードを聞く

上海市内の飲食店の多くが、パスワード付きの無料WIFIを提供しています。
カタカナ発音で「パスワード?」と聞けば、店員さんが接続用のパスワードを教えてくれます。
入り口にWIFIマークのあるおしゃれな感じのカフェなら、この方法で快適に接続できます。

微信(Wechat)をフォローする

2016年以降増えているのが微信(Wechat)のフォローでパスワードが取得できるというもの。
まずは手持ちのスマホに微信(Wechat)をダウンロードしましょう。
上海滞在時は、ほかのシーンでもかなり使えるためダウンロードして損はありません!
お店の微信のQRコードをスキャンすると、そのお店のWIFIパスワードが表示される仕組みです。

お店の微信をフォローするとパスワードが入手できます。

SIMカード不要?! 話題のクラウドSIM

WiFiルーターをレンタルする人も多いと思いますが、海外でネットを使う手段のひとつに、今話題の「クラウドSIM」というサービスがあります。
なんとSIMカードが不要で、全世界100ヶ国以上で使用可能です。
こちらはレンタルではなくクラウドSIM搭載の機種の購入が必要ですが、海外に着いたらスイッチひとつでインターネットへの接続が可能です。
旅行から帰ってきてからも日本国内でも利用可能なので、WiFiサービスはこれ一台でOKです。

特に一度に複数の国に行かれる方には断然おすすめなサービスです。

おすすめはグローカルネット
こちら初期費用として、機種代、月額基本料金プラス海外利用料が780円(300MB)/日~で利用可能です。

まとめ

上海のインターネット事情や、旅行中のWIFI利用方法についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
インターネット規制がある中国では、ネット環境の確保の他に、SNSを利用するためのVPN接続も考慮しないといけないので、すこし複雑ですね。
そんな方におすすめなのは、日本で「VPN付き」や「SNS対応」というオプションが付いたレンタルWIFIを借りていくこと。
「数日だからSNSが使えなくてもOK」という方は、現地の無料WIFIスポットを活用しても良いかもしれませんね。
「自分にあった方法がよくわからない!」という方は、現地の方におすすめの方法を聞いてみてはいかがでしょうか?
ロコタビの無料Q&Aでは、上海在住の日本人ロコたちが、あなたの疑問にお答えしています。
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