シャンハイ(上海)の旅行ガイド情報

中国・上海(シャンハイ)の天気情報・旅行中におすすめの服装を季節ごとに解説

【中国・上海(シャンハイ)在住者執筆】上海旅行にいく方必見!上海のお天気情報(気温・気候・降水量)を、季節ごとにまとめました。
季節に合わせたおすすめの服装・旅のベストシーズン・現地で天気予報を見る方法など、旅行に役立つ情報もご紹介します。
気候にあった服装をしっかり準備して、現地では快適に観光を楽しみましょう!

上海の年間の気候(気温や降水量)

中国・上海は日本と同じ東アジアに位置し、緯度は九州とほぼ同じです。
気候は基本的に東京と似ていますが、冬は風が強いので実際の気温よりも寒く感じたり、夏はとても蒸し暑いという特徴もあります。

上海は1年を通して湿度が高く、雨が降ることも多めです。特に夏場は降水量が増えます。
6月下旬からは梅雨入りし、夏~初秋には台風がくることもあります。

こちらは上海の年間の最高気温・最低気温・平均気温・降水量をまとめたグラフです。

出典:気象庁ホームページ
「地点別データ・グラフ (世界の天候データツール (ClimatView 月統計値))」(気象庁ホームページより)

上海では季節を問わず気温が変化しやすいので、旅行の際は脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。
春~初秋にかけては、雨具ももってきておくと良いでしょう。
冬は風が強いので、ニット帽やマフラーなど防寒用の小物があると重宝します。

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上海旅行のベストシーズンはいつ?

上海旅行のベストシーズンとして人気なのは、「春」「秋」です。
上海の天気の特徴として、夏は蒸し暑さ、冬は寒さと強風が上げられますが、春と秋は気候が穏やかになります。
降水量は春と夏が多め。6月下旬頃からは梅雨入りします。冬は雪が降ることもあります。

春は桜や梅など植物の開花シーズンなので、日本のようにお花見を楽しんだり、晴れた日は街歩きも楽しい季節です。
特に人気なのは3月下旬~4月ごろ。降水量は少し多めですが、過ごしやすい気温の季節です。

秋は降水量が年間で1番少なく、過ごしやすい日が多いです。特に人気なのは10月~11月ごろ。
上海蟹を始めとした秋の味覚も楽しめる季節なので、グルメ旅行をしたい方におすすめの季節でもあります。

春(3月・4月)の天気とおすすめの服装


春の「新天地」エリア。テラス席がにぎわう季節です。

3月の天気とおすすめの服装

上海の春は梅や桜が咲き、うららかな陽気が続きます。
春は雨が多い時期でもあるので、太陽が出ない日は気温が下がり、肌寒く感じる日も多いです。
3月の初旬は、厚手の冬用コートが必須です。
中旬以降はスプリングコートやジャケット、ストールなど軽く防寒できる服装がおすすめです。

4月の天気とおすすめの服装

上海の4月は東京の4月とほぼ同じ気候です。
日が射すと暑く感じる日がある一方、雨の日は少し肌寒く感じることも。
スプリングコート、ジャケット、パーカーなど薄手の上着があると便利です。
着脱が簡単なTシャツ・カットソーで温度調整をしましょう。

夏(5月・6月・7月・8月)の天気とおすすめの服装


真夏は旅行者も現地の人も、半袖+短パンなどのラフスタイル

5月の天気とおすすめの服装

上海は春が短く、5月から初夏に突入します。
初夏の上海は、晴れた日には汗ばむほど暑い日になることも。
おすすめの服装は、半袖をメインとしたラフな格好です。
シャツ、パーカーなど、さっと羽織れる長袖を持って行くと便利なのでおすすめです。

6月の天気とおすすめの服装

日本が梅雨に入るのと同じころ、上海も梅雨入りします。
ジメジメと蒸し暑い気候がつづき、晴れて日が出た日にはかなり暑くなります。
服装は半袖が基本ですが、ホテルや飲食店の冷房対策のための上着は必要です。
雨対策(傘、予備の着替え、濡れてもいい靴など)も忘れずに!

7月の天気とおすすめの服装

上海は7月頃から本格的な夏に突入します。
最高気温が35度を超える日も多く、少し外を歩けば汗だくになります。
服装はTシャツ+短パンなど、東京の真夏を想定したものがおすすめ。
日焼け対策、蚊対策、汗対策グッズも役立ちます。

8月の天気とおすすめの服装

8月の上海は真夏です。最高気温がピークを迎え、蒸し暑い日々が続きます。
旅行中はこまめに水分をとって、熱中症にも注意しましょう。
上海はドレスコードを指定するレストランや施設がほぼないので、ビーチサンダル、タンクトップなど、ラフな服装がおすすめです。

秋(9月・10月・11月)の天気とおすすめの服装


気温が変わりやすい秋。暑かった日の翌日にコートが必要になることも。

9月の天気とおすすめの服装

初秋に当たる9月は、天気がすこし不安定になりがちです。
「秋老虎(中国語で残暑のこと)」が長引く年は、まだ真夏のような暑さが続きます。
台風が近づくこともあるので、旅行中は気象情報のチェックをこまめにしましょう。
服装は日本の夏と同じようなイメージで、半袖メインのラフな格好がおすすめです。

10月の天気とおすすめの服装

10月に入ると過ごしやすい気温になり、いよいよ秋の訪れを感じられます。
晴れの日も多く、街歩きのベストシーズンに!
上海蟹など秋の味覚がお店に入荷始めるので、グルメ旅行を楽しみたい方は必見です。。
服装は、半袖+長袖の羽織れるものがおすすめ。
10月下旬は気温が低い日用に、薄手のコートも準備しておくと良いでしょう。

冬(11月・12月・1月・2月)の天気とおすすめの服装


春節の「豫園商城」にて。真冬はダウンジャケット、ニット帽などで完全防備を。

11月の天気とおすすめの服装

上海は秋が短く、11月に入るとガクンと気温が下がり、初冬の気候になります。
11月上旬の服装には薄手のコート・ジャケットが、下旬には厚手の冬用コートが必要になってきます。
気温に合わせて服装が調節できるよう、薄手のカットソーを多めに持っておくのがおすすめです。

12月の天気とおすすめの服装

12月に入ると、本格的な冬に突入します。
雪はたまに降る程度ですが、湿った風が強く吹くため、実際の気温よりも体感温度が低めです。
厚手のコート、マフラー、ニット帽、手袋など、完全な冬服の準備が必要です。

1月の天気とおすすめの服装

1月は1年でもっとも寒い時期です。寒さが厳しい年には水道が凍結することもあります。
服装は、ダウンジャケットやインナーの重ね着など、完全防備の冬服がおすすめです。

2月の天気とおすすめの服装

2月もまだ寒い日が続きますが、春節(旧正月)以降はロウバイやスイセンが咲き始め、少しずつ春らしい陽気になります。
とはいえ旅行中のは、厚手のコートがまだ手放せません。日本の冬を想定した服装で出かけましょう。

上海の天気予報チェックに便利なウェブサイト

日本気象協会

出発前に天気を確認するなら、日本気象協会のページが便利です。
※ 時期やネット環境により、上海市内で閲覧する場合はVPNの接続が必要です。

中国天気網

旅先でVPN接続なしで天気を確認するなら、「中国天気網」の上海のページがお勧め。
中国語が読めない人にもビジュアルで簡単に一週間分、今日一日の天気や気温の動きが分かります。

中央気象台

天気とともに、体感温度、湿度、風速、空気の状態(PM2.5濃度)などを見やすいデザインで表示しているのは「中央気象台」のページ
こちらも中国語力ゼロでも理解できるお天気サイトです。

おまけ:日本の天気予報

実は、上海のお天気情報は、ふだん日本で見ている天気予報でもチェックできるんです!
天気図のコーナーでは左端に必ず上海が映るので、ここで雲の動きや前線の位置が確認できます。
旅行前のお天気チェックに、ぜひ活用してみて下さい!

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まとめ

上海(シャンハイ)の気温や降水量など天気情報と、旅行中におすすめの服装をご紹介しました。
基本的に東京と似た気候の上海ですが、体感温度が実際の気温と異なることが多いので、服装の準備には注意が必要です。
夏は湿度が高いので蒸し暑く、冬は風が強いので、実際の気温よりも寒く感じることが多いです。
旅行中に天気が変わる場合に備えて、温度調節しやすい服装を準備していきましょう。

また、上海旅行のベストシーズンとされているのは、気温が落ち着く春と秋です。
春はお花見を、秋はグルメを楽しみたい方に特におすすめの季節です。

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上海在住の日本人ロコたちが、皆さんの疑問にお答えしています。