シアトルの旅行ガイド情報

シアトルの天気と気温、旅行中のおすすめの服装

【シアトル在住者執筆】旅行直前に重要なのが持ち物の準備。シアトルは過ごしやすい街だと言われますが、寒さが厳しかったり雨が多かったりと気をつけるポイントがあります。この記事ではシアトルの年間の気候の特徴や、旅行中におすすめの服装をまとめました。あなたが旅行へ行く時期の最適な服装をチェックして、旅行準備を万全に整え、旅行を楽しみましょう。

シアトルの年間の天気・気候

シアトルも、日本と同じように四季で気候が異なります。
ただし、1年のうち秋〜春のあいだは年中雨が降っていることが特徴であり、日本と大きく違うところです。

たくさんの雨で草木がよく育つので、「エメラルドシティ」と呼ばれています。

夏だけは湿度が低くほとんど雨が降らず毎日快晴ですが、真冬は厳しい寒さです。

シアトルの年間の気温と降水量

1月 2月 3月 4月 5月 6月
月平均気温(℃) 7.2 5.1 8.0 10.7 16.1 17.0
月平均最高気温(℃) 9.8 7.7 12.2 14.8 21.6 22.2
月平均最低気温(℃) 4.6 2.5 3.7 6.7 10.7 11.9
月降雨量(mm) 206 55 62 145 3 16
7月 8月 9月 10月 11月 12月
月平均気温(℃) 21.5 20.4 16.8 12.1 9.2 6.8
月平均最高気温(℃) 21.5 20.4 16.8 12.1 9.2 6.8
月平均最低気温(℃) 14.7 14.7 12.3 8.3 6.2 4.1
月降雨量(mm) 1 5 27 96 138 155

出典 : 気象庁 地点別データ・グラフ 世界の天候データツール(ClimatView 月統計値)

春(3月、4月、5月)のシアトル

春といってもまだ肌寒い季節が続きます。

特に朝夕はまだ冬のような寒さなので、お出かけ時はスプリングコートでも寒いかもしれません。

ただ、秋や冬に比べると雨が降る日が少なくなり、花々も綻び始めます。

4月にはシアトルでも桜も満開になるんですよ。

夏(6月、7月、8月)のシアトル

アメリカではシアトルの夏は美しいと有名で、シアトルの人々もそのことを誇りに思っています。

多くの雨で美しく育った緑が山々を飾り、山やビーチでアクティビティを楽しむ人が増えます。

湿気がないので日本の夏と違って蒸し暑くはないですが、その代わり肌寒さを感じるかもしれません。

秋(9月、10月、11月)のシアトル

夏が終わり、雨が降る日々と寒さが再び到来します。この頃からレインシューズを用意しておくのがいいと思います。

夏は緑に輝いていた木々が紅葉する様子を楽しむことができるので、秋のハイキングも人気です。

シアトルだとマウントレーニアという有名な山(日本ではコンビニに置いてあるコーヒーメーカーの名前として有名ですね)とその山を含む国立公園が有名です。

冬(12月、1月、2月)のシアトル

雨が降っているので乾燥は感じませんが、防寒具がないと外歩きができないくらい寒いです。

シアトルはあまり雪が降らないことで有名ですが、もしも降るとしたらこのシーズンです。

雪が降ったら公共交通機関が当たり前のようにストップし、お店は閉店し始めるので天気予報をチェックしておくことをおすすめします。

シアトル旅行中におすすめの服装

春(3月、4月、5月)の服装

月平均最高気温12.2~21.6℃、最低気温3.7~10.7℃のこの時期は、春といっても結構寒いです。
特に3月〜4月初旬は冬のコートでも問題ないくらいです。

5月になったらさすがに真冬のコートは必要ありませんが、朝晩はとても冷えるので厚手の上着は必要です。

夏(6月、7月、8月)の服装

月平均最高気温22.2~26.2℃、最低気温11.9~14.7℃とシアトルの夏は過ごしやすいです。

ただし、シアトルの夏は湿気がなく蒸し暑さがないので、7月初旬までは半袖Tシャツ1枚やタンクトップだけで出かけると体を冷やしてしまうと思います。

7月にビーチBBQやプールや花火大会に行きましたが、薄着のアジア人は寒がっていました。わたしも厚手のジップパーカーを持っていたのですが、それでも少し寒かったです。

7月中旬〜8月になると昼間の日差しが強く、タンクトップや半袖シャツ、ショートパンツで出歩いても問題ありません。また、外を観光するのであれば帽子・サングラスは必需品です。

ただし、お店のなかはエアコンが効いており体が冷えますし、朝夕は思いの外気温が下がります。
体を冷やしやすい女性は、薄手のカーディガンよりも少し厚みのあるパーカーなどを上着として持ち歩くことをおすすめします。

また、夏はほとんど雨が降らないのでこの時期に観光に来られる方はレインシューズや傘は必要ないと思います。

秋(9月、10月、11月)の服装

月平均最高気温12.2~21.4℃、最低気温6.2~12.3℃と、9月になるとぐっと気温が下がり降水量も上がります。

厚めの上着とフード付きのトップス、レインシューズがあると観光が楽になると思います。

シアトルの雨は霧雨のように細かく、さらに長い時間振り続けることがありません。傘がなくても上着についているフードだけで意外としのげます。

11月になると本格的な寒さに。マフラーやニット帽、手袋などの防寒グッズは持ってくることをお勧めします。これらがないと外歩きの観光はつらいです。

## 冬(12月、1月、2月)の服装

月平均最高気温7.7~9.4℃、最低気温2.5~4.1℃と、厳しい寒さになりダウンを着ている人がたくさん。

温度がマイナスになることも雪が降ることも少ないのですが、芯まで冷える寒さで帽子やマフラー手袋などの防寒具がないと耐えられません。

カイロは日本から持ってくると活躍します。この時期も雨が多いのでレインシューズは持っていくことを強くおすすめします。

雨の日のシアトルの楽しみ方

シアトルでは屋内の観光地も充実しているので、雨が降っても見る場所がたくさんあります。さすが雨の街ですね。

パイクプレースマーケットエリア

たとえばパイクプレースマーケットは雨の日でも見て回ることができます。実はパイクプレースマーケットは地下にも階層があり、全部回るとなると結構時間がかかるのでここでじっくり時間を潰すことができると思います。

ただし雨の日でかつ休日のパイクプレースマーケットは非常に混雑するので、スリなどには注意してください。(被害にあったという話は聞いたことがないけど念のために)

パイクプレースマーケットのすぐそばにも、天気が関係なく楽しめるシアトル美術館、スーパーマーケットのTarget、ドラッグストアのウォルグリーンなどが立ち並んでいます。

シアトルセンターエリア

シアトルセンターはスペースニードルがある公園のようなエリアのことを指します。

スペースニードルからの景色は悪天候のときは迫力に欠けてしまうかもしれませんが、シアトルセンターの中にはチフーリガラス美術館や、現代美術館MoPOP、サイエンスセンターもあるので、雨でも十分な時間楽しむことができると思います。

ダウンタウンからモノレール1本で行けるので、アクセスも良好です。

まとめ

参考になったでしょうか?シアトルに来られる方に一言でアドバイスをするとしたら「意外と肌寒いから上着は必須」です。

自分が必要と思うよりも厚めの上着を持っていくほうがいいと思います。(わたしはその見積もりを誤って薄着で出てしまい、後悔することが多かったので……! )

快適なシアトル旅行になることをお祈りしています。

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