パリの旅行ガイド情報

パリのタクシーの乗り方ガイド〜初乗り料金やカード払い、便利なUberアプリなど

パリでの移動手段として、電車などでは不便な場所や夜間など、タクシーを利用するのが便利な時もあります。タクシーの乗り方や気になる料金、またスマホで利用できる配車サービスのUBERなどについてご紹介しましょう。

2020年6月現在、フランスへの入国は制限されております。
詳しくはこちらの関連記事をご確認ください。

フランス・パリへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年6月情報】

タクシー事情

パリの正規タクシーは、車の上にTAXI PARISIENと明記されたランプがついています。ランプが緑色の時は空車、赤い時は乗車中を表します。また、日本と違って、基本的に道で拾わずタクシー乗り場で順番を待ちます。ターミナル駅はもちろんですが、メトロの駅の出口近くや大通りなどタクシー乗り場はあちこちにあります。
近年ではUBERなどの配車サービスがパリにも進出してきています。これに抗議したタクシーの運転手たちがデモを起こすといったこともありました。

タクシー料金

●乗車料 2.60€(初乗り運賃)

●1Kmごとの料金

A: 1.06€(月-土10時~17時)
B: 1.30€(月-土17時~10時・日曜7時~24時・祝日0時~7時・パリ郊外月-土7時~19時)
C: 1.58€(日曜0時~7時・パリ郊外の月-土19時~7時と日祝終日)

●最低支払運賃 7€(これより少なくても7€かかります)

●5人目の乗車と予約については料金が加算されます。

●iTaxis fr. タクシー料金確認ページ

出発地と目的地を入力すると、移動距離、時間、料金の見積もりが表示されます。
http://www.itaxis.fr/tarifs/paris.php

●パリ⇔空港間の料金

2016年3月より固定になりました。
パリ左岸-シャルル・ド・ゴール空港 55€
パリ右岸-シャルル・ド・ゴール空港 50€

タクシーの乗りかた

空車であれば道で拾うこともできるのですが、通常はタクシー乗り場の表記のある場所で乗ります。空港からパリ市内に移動するときは、案内板の表示に従ってタクシー乗り場へ行きます。日本と違ってタクシーのドアは自分で開け閉めします。
タクシーを呼びたい場合はタクシー会社のサイトから予約することもできます。出発地、目的地を入力して、日付を選択すれば事前予約ができるほか、今呼びたい場合は、時間選択で「すぐに(Maintenant)」を選びます。

●タクシー会社の予約ページ

G7
https://www.g7.fr/commande-taxis
Alpha Taxis
http://www.alphataxis.fr/
Taxis Bleus
https://www.taxis-bleus.com/fr/

電話で呼ぶこともできますが、フランス語のガイダンスになるので聞きなれないと使いにくいかも知れません。お店やホテルにいる時は呼んでもらいましょう。

快適に利用するために

●フランスでは挨拶は必須。ボンジュール、シルヴプレ、メルシーは最低限忘れずに声をかけて下さい。
●フランス語で目的地を伝えるのが不安な時は、住所をメモしておきます。ほとんどのタクシーにはナビが搭載されているので、メモした住所を見せるとスムーズです。
●現金で支払うのであれば、10ユーロ札や20ユーロ札で、小銭の用意もあればベター。気持ちよくサービスを受けたときは半端な金額はチップとして渡してもいいです。
●空港では必ず案内板に従ってタクシー乗り場から乗車して下さい。「タクシー」と声をかけてくる人たちは白タクなので、着いて行かないように気をつけましょう。

参考記事:
フランス語で挨拶♪〜カタカナで覚える基本フレーズ・単語

アプリを使った配車サービス

UBER(ウーバー)に代表される配車サービスがパリにも浸透してきています。クレジットカードでの決済で現金が要らない、予め金額が分かる、目的地をフランス語で伝える必要がない、など、かなり旅行者には便利なサービスと言えます。フランスには他に、Le Cabという配車サービスがあります。スマホの他に電話やインターネットからでも依頼できますが、フランス語と英語のみです。

ではUBER(ウーバー)を例に挙げてみましょう。

●使い方

スマホのアプリを開き、乗車地と目的地を入力。
見積もり画面で確認し配車を依頼する。
依頼を受けた車が迎えに来る(顔写真と車種が表示される)。
目的地に到着後、メールにてクレジットでの支払い通知が来る。

●メリット

配車が簡単。
現金が必要ない。
日本語版のアプリをダウンロードすれば、日本語で入力や表記ができる。
フランス語での会話が必要ない。
予め運転手の顔や車種が分かる。
運転手はユーザーによって評価されるため、車が清潔でやサービスの質が良い。

ただ、このサービスは免許を持った正規タクシーではなく、いわゆる白タクの部類に入ります。トラブルがないという保障はありません。

UBER(ウーバー)日本語ページ
https://www.uber.com/ja/ride/
Le Cab
https://www.lecab.fr/

まとめ

道路が混む時間(平日の朝や金曜の夕方といったラッシュアワー)は渋滞に巻き込まれる可能性があるので、なるべく避ける方がいいかも知れません。
外国でタクシーに乗るのはちょっと緊張しそうですが、以上のことを踏まえて利用すれば大丈夫ですので、ぜひ利用してみて下さい。