パリの旅行ガイド情報

フランス・パリの物価事情〜値段比較、マクドナルドなど外食費も調査しました

旅行先で現地の物価を知っておくことは、旅行の経費プランを立てる上でも役に立ちます。フランス・パリは物価が高いと言われていますが、実際どれくらいかかるものなのでしょう。食事や観光、交通など、旅行するうえでかかって来る料金や値段をまとめてみました。ちなみに価格はユーロで表記していますが、日本円でどれくらいになるかは、価格×1ユーロあたりの円相場でおよその値段が分かります。例えば1ユーロ130円とすると、10ユーロは1300円になります。

パリの食費は高い?!

日本に比べてパリの外食費は高くつくと言われていますが、これは本当。フランスの物価が高いと言われる所以です。
例えばランチひとつとっても、日本なら1000円出せば色んな選択肢がありますが、パリで10ユーロで食べられるランチは限られてきます。Formule やMenuと呼ばれる、前菜+メイン、あるいはメイン+デザートがセットになった定食のようなものは平均15ユーロぐらいかかります。手軽に済むバゲットのサンドイッチは、単品で3.80ユーロから高くて5ユーロぐらい、飲み物やデザートがついたセットにすると、8ユーロを超えることが殆んどです。
ディナーの場合はさらに高くなります。レストランだと、前菜が7ユーロぐらいから、メインは安くても13ユーロぐらいから、高いものでは20ユーロを超えることも。デザートもやはり6ユーロぐらいはします。これにワインなどを加えると、一人あたり50ユーロぐらいの出費は見込まなければいけません。あとは立地やレストランのレベルによっても変わって来ます。観光地近くの飲食店は当然高くなります。
若干庶民的なブラッスリーでは、クロックムッシュのような比較的安いものもあります。これもサラダ付きで安くて10ユーロぐらいです。
朝食メニューでは、クロワッサンは平均1.20ユーロほど、バゲットは1本1ユーロぐらいが相場です。
コーヒー(エスプレッソ)は2ユーロほど、カフェオレは3.50ユーロから4ユーロほどします。

パリのファストフード店

旅行者でも気軽に入れるファストフード店。価格帯はどのようになっているでしょうか。

マクドナルドの場合

ビッグマック(単品)4.30ユーロ (ポテトとドリンクのセット)7.05ユーロ
ロワイヤルチーズ(セット)8.50ユーロ
リーズナブルなセットもあります。
McFirstセット(2種類から選択) 4.95ユーロ
サイドメニューのサイズはいずれもMサイズなので、ボリュームがあって5ユーロ以内に収まります。

ケンタッキー・フライド・チキンの場合

チキンとポテト、ドリンクのセットは6.50ユーロから8ユーロほどです。ボックスチキンにサイドメニューがついたセットは17ユーロ。
最近はタッチパネルでのオーダー機を備え付けてある店舗が多いので、値段を確かめながら選ぶこともでき、英語表記もあるため旅行者にも便利です。
また、値段は立地や店舗によって異なってくる場合があります。

スターバックスコーヒー

パリジャンよりも旅行者の方が多く利用するスターバックスコーヒー。
フランスにはショートサイズはなく、トールサイズからになります。

オペラ通り店の場合

  • カフェラテのトール 3.95ユーロ
  • カプチーノ 4.25ユーロ
  • モカ 4.85ユーロ
  • アメリカン 2.95ユーロ
  • フラペチーノ 5.45ユーロ

一番安いのはシングルのエスプレッソで2ユーロです。

交通費や入場料は日本より安い

パリの交通費

パリの物価、高いものばかりではありません。例えば交通費。メトロやトラムウェイ、市バスは全てパリ交通公団RATPが運営しているため、共通のチケットが使えて、路線図内であればどこへ行っても均一料金です。
チケット1枚(Le Ticket+)1.80ユーロ
1日乗車券(Mobilis)7ユーロ~
10枚綴りチケット(Carnet)14.10ユーロ
シャルル・ド・ゴール空港までのロワシーバス(Roissybus)11ユーロ

パリの美術館の入館料

美術館もその規模や内容を考えると比較的良心的な料金と言えます。
主な美術館の入館料(一般)

  • ルーヴル美術館 15ユーロ
  • オルセー美術館 12ユーロ
  • ポンピドゥーセンター 14ユーロ
  • オランジュリー美術館 9 ユーロ
  • ロダン美術館 10ユーロ

パリではほとんどの美術館が第一日曜日が入館無料です(ルーヴル美術館は10月から3月の第一日曜日に実施)。

まとめ

今回フランス・パリの物価事情を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
パリではエリアによっても値段が変わって来ます。コーヒーは平均2ユーロですが、観光地のそばや高級店ではかなり高く、逆に2ケタ区の住宅地辺りだと2ユーロ以下だったりします。
全般にサービス料も込みなので、チップの必要はありません。気持ちの良いサービスを受けたときに置いていくといいでしょう。
奮発するところと抑えるところ、うまくバランスをとって計画してみて下さい。
(記載の料金は2016年4月現在のものです。)