パリの旅行ガイド情報

フランスの電源事情〜コンセント、変換プラグ、変圧器など

日本とフランスでは電圧が異なり、コンセントやプラグの仕様も違います。日本から電化製品を持って行く場合にはどんなものを用意すればいいでしょうか。

2020年6月現在、フランスへの入国は制限されております。
詳しくはこちらの関連記事をご確認ください。

フランス・パリへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年6月情報】

フランスの電源プラグ

フランスを含め、多くのヨーロッパの国のコンセントは。2つの丸い穴がついている型、また穴の上に一本ピンが出ている型が主流です。
電源プラグは2本の円形ピン。フラットなものと、円形でコンセントのピンに合わせる穴が開いているものもあります。
これに対応した変換プラグはC型です。またフランスではSE型も使えます。
ヨーロッパ各地を旅行する際は、ほとんどの国をカバーできるC型を持って行くと便利です。

電圧の違い

日本の電圧は100V。これに対してフランスでは220V。そのため、フランスで電化製品を遣う場合は、その製品が220Vの電圧にも対応している必要があります。

●確認するには

パソコンやデジカメの場合、付属の黒い電源ユニットの裏面に、カバーしている電圧が表示されています。
<例>INPUT(入力)100V-240Vと記載
フランスでも変換プラグをつけるだけでそのまま利用できます。
<例>INPUT(入力)100Vのみ記載
フランスで使用するには220Vを100Vまで下げる変圧器が必要です。

●変圧器は必要なし?

電圧を変換する器具でトランスとも呼びます。日本の電化製品をフランスで使う時には、フランスの電圧220Vを日本の電圧100Vまで下げる(ダウントランスする)ことになります。
ただし、ドライヤーのように大量に電気を消耗する製品には大型の変圧器が必要です。それではかえって不便になるので、海外仕様に対応した(入力100V~240V)ドライヤーを購入する方が得策です。ヘアアイロンやアイロンも同じです。特に最近はホテルのバスルームでは備え付けの電化製品しか使えないところが増えています。

外出先で電源を使う

空港

シャルル・ド・ゴール空港には沢山のコンセントが自由に使えるようになっています。待合所やWiFiスポットなどで利用可能です。

北駅や東駅では、自転車のペダルを漕ぎながら充電するユニークなシステムがあります。4人ほどが同時に利用できるようになっていますが必ず利用者がいるほど人気があります。

カフェ

昔からのカフェでは電源を自由に使うことは難しいですが、WiFi利用を売りにしているところでは使える可能性があります。

ホテル

充電に一番便利なのはホテルです。ベッド脇やデスクには必ず電源があります。

電車

TGVのような長距離電車では、1等車にのみシートに電源がついています。

スマホやパソコンを充電する

デジタルカメラ、スマホ、パソコンなどはまずほとんどの機種が100V-240V入力と設定されています。ですので、変換プラグさえ準備しておけばそのまま充電できます。

<利用方法>

日本のプラグにC型あるいはSE型の変換プラグを差し込む。
電源に差し込む。
※差込口がフラットなタイプのプラグであれば突起のついているコンセントでも向きは関係なく差し込めます。円形のプラグなら、コンセントの突起とプラグの穴の部分を合わせて下さい。

カメラやスマホ、パソコン以外の電化製品を持って行きたい場合は、必ず利用可能な電圧を確認してください。海外対応の機種は持っていても損はないので、旅行の際に買い足すのもいいでしょう。充電はできれば安全なホテル宿泊時にするのがお勧めです。