パリの旅行ガイド情報

フランス・パリのお金の知識!通貨・レートやお得な両替方法、クレジットカード事情のまとめ

海外旅行で一番気になることの一つは、やはりお金事情ではないでしょうか。
ご存知の通りフランスの通貨はユーロです。ヨーロッパ19ヵ国で使用されているため、フランスのみならずヨーロッパ旅行の際は非常に重宝する通貨です。為替レートはこの数年でもかなり上がり下がりしていますが、基本的に日本円に比べるとユーロの方が強いので、両替の際はなるべく損したくないのが心情というものです。

ではユーロについて、またお得な両替情報や、クレジットカードの利用などについてもご紹介していきましょう。

フランスの通貨

フランスでは2002年よりユーロを導入しています。ヨーロッパの19ヵ国で使用されているので、ヨーロッパ旅行をする際には便利な通貨です。
ユーロ紙幣は5・10・20・50・100・200・500ユーロ札があります。
しかし100ユーロ札以上の紙幣を目にすることは非常にまれです。一般によく使われるのは5ユーロから20ユーロ札まで。50ユーロ札での支払いも小さいお店では困った顔をされることがあります。フランスではカードの支払いが主流であることと、防犯のためにお釣りを沢山用意しているお店が少ないためです。両替の際にはなるべく20ユーロ札までにしておくと実際に使う時に楽です。

硬貨は1・2・5・10・20・50ユーロセント硬貨と、1・2ユーロ硬貨があります。ユーロセントはフラン時代の名残りで「サンチーム」と呼ばれています。パン屋やカフェなど、小銭を使う機会もあると思いますので、硬貨も持っていた方が便利です。硬貨の裏側はその国によってデザインが違うので、珍しい硬貨は記念にキープしておくのも楽しいでしょう。

国際キャッシュカードはお得?

現在では国際キャッシュカードを発行する銀行が増えて、旅先でも便利になった印象がありますが、実際どうでしょうか。多額の現金を持ち歩くのはパリではあまりお勧めできませんが、カフェやパン屋、ちょっとした買い物などである程度現金は必要になってきますので、24時間引き出せるキャッシュカードは大変重宝です。パリでは街のいたるところにATMもあり、ほとんどがPLUSマークやCirrusマークといった国際キャッシュカード対応機です。
気をつけたいのは、為替レートと上乗せ額、そして手数料です。殆んどの国際キャッシュカードでは実際のレートに加えて3%から4%ほど上乗せされた額で引き出すことになります。そして日本の銀行の手数料、現地の銀行の手数料がかかって来る場合がありますので、意外と損しているという事にもなりかねません。あと、出発前に引き出し限度額を確認、設定していくのも大事です。ともあれいざ現金が必要な場合は助かりますので、現地で一度ぐらい引き出すのにはあまり損も考えなくていいかと思います。

両替えは日本フランスどっちでするとお得?

一般的には、日本でユーロに換金していくのがお得と言われています。確かにパリで両替すると、まずレートが日本より悪く、それに加えて手数料が非常に高いのが現実です。日本で両替する場合でもどうしても1ユーロにつき3円、4円といった手数料が入った額になるのですが、フランスの銀行や大手チェーンの両替商に行けばもっと分が悪くなると思って間違いないでしょう。
空港に着いてから両替しようという人も少なくないでしょう。日本の空港では各銀行のレートが適用されていますが、シャルル・ド・ゴール空港で両替しようとすると、一番レートが悪くなります。(シャルル・ド・ゴール空港での両替は全てTravelexの管轄です。)両替に関していえば、基本的に日本で(多額ではなく)とりあえず必要最低限分だけ両替していくことをお勧めします。
しかし、パリでも実は円に優しい両替所があるのです。次はお勧めのお店をご紹介しましょう。

手数料無料!レートも良心的なメルソン両替所

2区のブルス近辺は場所柄銀行や両替所が多い地区ですが、ここにメルソンという両替所があります。こちらはまず手数料が無料なこと、そして為替レートが限りなく実際のレートに近いことが魅力です。例えば、ある日のレートが1ユーロ122,5円だった場合、メルソンでは1ユーロ123円、ユーロへの両替は円×0.0081で可能でした。オペラ近くにあるこちらも両替では評判の良いお店でも円×0.0079。しかも先ほど言ったように手数料は無料ですから、日本円を両替するにはとてもお勧めのお店です。

メルソン両替所

33 rue Vivienne – 75002 Paris
月~金 9時~18時
土 10時~18時
http://www.or-change-numismatique.com/

クレジットカードを上手に使う

フランスはカードで支払う機会が日本より多いカード社会です。スーパーでの買い物すら1ユーロからカードで払えるというほどです。こちらの人たちが普段使っているのは、銀行のキャッシュカードにデビット機能のついたカルト・ブルーと言うものです。それにVISA機能も加わっている優れもの。ともかくパリで買い物をする時はクレジットカードを使うのがお勧めです。(為替レートは買い物をした日ではなく、決済センターに送信された日にちのものになります。)先ほど国際キャッシュカードのお話をしましたが、現金を引き出す際も、レートに上乗せされる金額がないと言う意味でクレジットカードのキャッシングが実はお得なのです。利息が心配という声も聞こえそうですが、パリの滞在日数を考慮して、帰国後すぐ返済という形をとれば、一番安く上がる可能性もあります。
ちなみにフランスではICチップ搭載のカードのみの扱いになるので、出発前に確認しておきましょう。

まとめ

なるべく無駄なくユーロを活用するには、まず日本で若干の現金を用意、国際キャッシュカードやクレジットカードはそれぞれ1枚ずつは持っておくと非常に便利です。両替所も選べば大きな損をすることもありません。現金とカードを使い分けて賢くパリ滞在をしたいものですね。