パリの旅行ガイド情報

フランス・パリ入国・出国手続き〜出入国カード

数日間の観光ならば、フランスの出入国はとてもシンプルです。飛行機でパリ・シャルル・ド・ゴール空港に到着後の入国の流れ、そしてパリから日本に帰るときの出国の流れをまとめました。

2020年6月現在、フランスへの入国は制限されております。
詳しくはこちらの関連記事をご確認ください。

フランス・パリへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年6月情報】

フランスに入国

直行便でシャルル・ド・ゴール空港に到着した場合の入国手続きです。
入国審査➡荷物受け取り➡税関通過という流れになります。

<飛行機を降りる>

席順に降りることになるため、後ろの方の座席だと時間がかかります。乗り換えのある人は先に乗務員に伝えておきましょう。

<入国審査>

Immigrationという表示のカウンターに向かいます。
●EU諸国のパスポートを持っている人と、それ以外のパスポートの人(日本のパスポート等)で窓口が分かれていますが、一緒に並ぶこともあります。
●日本のパスポートを持っている場合、3か月以内の滞在にはビザは必要ありません。
●入国カードは2007年から廃止されているため、特に記入するものはありません。
●入国審査に必要なもの
パスポート(シェンゲン加盟国出国時から3か月以上有効であること)
帰りの航空券またはEチケット(聞かれた場合)

ホテル名、滞在日数、滞在する街など聞かれる場合もありますが、フランスの審査は日本人に対してはかなり緩めです。パスポートを見るだけで通してくれることが殆んどです。

<荷物受け取り>

Baggage claimの表示のある受取所へ移動します。
●掲示板に飛行機の便名とカウンター番号が表示されます。
●便にもよりますが、荷物が出てくるまで30分以上かかることがあります。
●ターンテーブルで自分の荷物を確認して引き取ります。
間違いを防ぐためにもネームタグには名前の記入を忘れずに。
●荷物が出てこない場合
Lost and Foundカウンターで手続きをします。
荷物を預けた際の半券を提示。
荷物の特徴を説明。
紛失レポートを貰う(保険のため)。
●荷物が破損している場合
近くのカウンターで手続きをします。
半券を提示。
破損レポートを貰う(保険のため)。

<税関検査>

Customs(税関)を通過します。
●申告するものがある人とない人で通路が分かれます。
●申告の必要があるもの
通貨:現地通貨、外貨、トラベラーズ・チェックなどを含め€10,000相当額以上
煙草:紙巻タバコ200本、または葉巻50本、または細葉巻100本、または刻みタバコ250g(17歳以上)
香水:香水50gとオーデコロン250cc
酒類:ワイン4、及び22度を超えるアルコール飲料1(17歳以上)
その他:€430相当以上の物品
●フランスへの持ち込みが禁止されているもの
肉・肉製品
牛乳・乳製品
1kg以上の動物製品
2kg以上の魚介類
5kg以上の植物製品

以上で入国が完了です。出口に向かってパリ市内へと移動します。

フランスを出国

搭乗手続き➡出国審査➡保安検査の後、飛行機へ搭乗します。

<搭乗手続き>

各航空会社のCheck-inカウンターで行います。
●空港へはフライトの2時間から3時間ほど前に着いておくのがベスト。免税の手続きがある人は特に時間に余裕を持って行くようにしましょう。
●預け入れ荷物は各航空会社によって定められている重量を超さないように気をつけましょう。
●免税の手続きが必要な人は、購入品を預け入れ荷物に入れてしまうと手続きができなくなる可能性があります。
●搭乗手続きに必要なもの
パスポート
Eチケットの控え

<税関検査>

●1日の間に1カ所のお店で175€以上の買い物をした場合、パスポートの提示で免税書類を受け取ることができます。
●ピンク色の販売明細書の写し2通と緑色の写し1通、切手を貼った封筒1枚に必要事項を記入。
●出国の際、空港の税関で、未使用の品物、免税書類、パスポート、航空券を提示、承認印を受けます。原本をポストに投函、控えは返金が終了するまで保管していて下さい。
●バーコードによる通関システムPablo(パブロ)も利用できます。これは免税書類にPabloのロゴが入っているバーコード式の書類に限り利用できます。日本語も選択可。

フランス税関・パブロの説明ページ

利用方法が動画で見られます。
http://www.douane.gouv.fr/articles/a10805-la-detaxe-electronique-en-france-pour-les-touristes-pablo

※シェンゲン加盟国で複数の国をまわる場合は、免税手続きは最後に出国する国で行います。

<出国審査>

●必要なもの
パスポート
搭乗券

<出国審査> <保安審査>

セキュリティーチェックは出国審査のすぐ後にあります。
●パソコンは出しておきます。
●ベルトや金属系のものは体から外しておきます。

<フランスからの持ち出しが禁止されているもの>

●肉・肉加工品
●野菜、果物および種や球根
●象牙や毛皮などワシントン条約に基づいて規制されているもの
●銃・麻薬・ポルノ・偽ブランド品等

セキュリティーチェックが終わったら搭乗ゲートへ。

一般的に日本のパスポート保持者は入国、出国ともにスムーズに行きます。ただ、フランスは思わぬところで時間を取られることがあるので、時間には余裕を持って行動してください。