フランス・ニース～日本の国際電話のかけ方、料金の目安

【フランス・ニース在住者執筆】日本からフランス、フランス国内、フランスから日本への国際電話のかけ方を解説！国番号などの具体的なかけ方と気になる料金の目安、お得に国際電話をかける方法もご紹介します。SNSやメッセージアプリが発達したとは言え、日本から現地のホテルなどへのお問合せや現地から日本への連絡など電話が必要な場合もあり、電話のかけ方を知っておくと役立ちます。

日本からフランス・ニースへ

通話料はNTTの一般電話から1分150円（昼間8:00～19:00）、ドコモの携帯電話から1分250円（昼間8:00～19:00）です。

フランスの携帯電話・一般電話にかける場合

電話会社識別番号（NTTは0033、KDDIは001、ソフトバンクテレコムは0061、ドコモ携帯は009130、au携帯は005345、ソフトバンク携帯は0046など）と国際電話識別番号010の後にフランスの国番号33と、最初の0を除いた番号をかけます。電話会社識別番号はご利用の電話会社にご確認ください。
例）ドコモの携帯電話からフランスの携帯電話06 12 34 56 78にかける場合、009130 010 33 6 12 34 56 78

フランス・ニースでローミング中の携帯電話にかける場合

国際ローミングとは、日本の携帯電話会社が海外の携帯電話会社と提携して海外でも日本と同様に普段お使いの携帯電話が使えるサービスです。フランスでローミング中の携帯電話には、日本の携帯電話番号をそのままかけます。日本からフランスへの国際電話扱いになるのと、電話をかける方と受ける方両方に料金が請求されるので注意が必要です。

フランスからフランスへ

ドコモの携帯電話を国際ローミングする場合、フランス国内での通話料は1分80円です。

フランス・ニースの携帯電話・一般電話にかける場合

フランスの電話番号をそのままかけます。01～05で始まる電話番号は一般電話、06か07で始まるのは携帯電話、08は特別料金の番号、09で始まるのはIP電話です。ニースを含むフランス南東部の市外局番は04です。

フランスでローミング中の携帯電話にかける場合

国際識別番号00＋日本の国番号81＋最初の0を除いた番号をかけます。
例）090-1234-5678にかける場合、0081-90-1234-5678
フランスから日本への国際電話扱いになるのと、電話をかける方と受ける方両方に料金が請求されるので注意が必要です。例えばホテルの隣の部屋に宿泊している友人の携帯電話にかけると、双方に国際電話料金が請求されます。

フランス・ニースから日本へ

フランスでローミング中のドコモ携帯電話から日本への通話料は1分180円、フランスの一般電話から日本の一般電話への通話料は1分0.49ユーロ、フランスの一般電話から日本の携帯電話への通話料は1分0.71ユーロです。
国際識別番号00＋日本の国番号81＋0を除いた番号をかけます。
例）03-1234-5678にかける場合、0081-3-1234-5678

ニース旅行中に使える電話の種類

フランスでは携帯電話の普及に伴い2017年に公衆電話（電話ボックス）が廃止され、携帯電話の電波の届かない一部の山間部を除いて公衆電話はありません。

携帯電話・スマートフォン

国際ローミングを利用すればお手持ちの携帯電話やスマホをフランスでも使えますが、料金は割高です。出発前に国際ローミングサービスに申し込みが必要な場合もあるのでご利用の携帯電話会社にご確認ください。

旅行中に頻繁に電話をかける予定があったり、スマホで常時ネット接続の必要がある場合、お使いのスマホがSIMフリーまたはSIMロック解除済みであれば、音声通話付きの海外対応SIMカードや現地のSIMカードを購入するとよいでしょう。ただしSIMカードを変えるということは電話番号も変わってしまいます。フランスでは旅行者向けのプリペイドSIMカードがあり、店舗でパスポートを提示すれば購入できます。

現地で買える旅行者用プリペイドSIMカード

Orange Holiday Europe：39.90ユーロ
フランスの携帯通信会社最大手オランジュの旅行者向けプリペイドSIMカード。フランスだけでなくヨーロッパ全域で使えます。
フランスを含むヨーロッパ域内通話と域外への国際通話120分＋SMS1000通、ヨーロッパ域内データ通信10GB、アクティベートした日から14日間有効。
日本のAmazonでも購入できます。現地でショップに行くのが面倒だったり言葉の心配な方は日本で買っておくと安心です。

Bouygues Prepaid Holiday SIM Card：39.90ユーロ
フランスの携帯通信シェア第3位のブイグテレコムの旅行者向けプリペイドSIMカード。エッフェル塔の形のSIM取り出し用ピンなどおまけがついてきます。
ヨーロッパ域内での通話とSMSが無制限、域外への国際通話は25ユーロ相当（日本への通話は25分間）、フランス国内データ通信20GB（うち15GBはヨーロッパ域内で利用可能）、アクティベートした日から60日間有効。

ホテルの客室に設置されている一般電話

かける前に外線番号0を押すなど、操作方法はそのホテルによって異なるのでフロントデスクに確認してください。通話料はチェックアウトの際に客室料金に加算して請求されます。

お得に国際電話をかける方法

格安国際電話サービス

Telink テリンク
基本料金・登録料なしで日本の携帯電話から高音質の国際電話をお得にかけられるサービス。事前にお申し込みが必要です。フランスへの通話料は一般電話が1分10円、携帯電話が1分28円。国内のアクセスポイントまでの接続料が別途かかります。

Skypeクレジット
600円からのプリペイドクレジットを購入して、Wi-Fi環境でご自身のSkypeアカウントから国内・海外の携帯電話や一般電話の番号に格安料金で電話をかけられます。フランスへの通話料と接続料は一般電話が1分約8.5円、携帯電話が1分約23円、フランスから日本への通話料と接続料は一般電話が1分約8.5円、携帯電話が1分約27円。

無料インターネット通話（Skype、LINE、Viberなど）

SkypeやLINE、Viber、WhatsApp（ヨーロッパのLINEのようなアプリ）などのアカウントを持っている相手との通話に一番おすすめの方法で、無料で通話できます。観光都市のニースでは空港や駅をはじめホテルやカフェ、ショッピングセンター、主な観光エリアなどでフリーWi-Fiが整備されています。

参考記事：フランス・ニース旅行中のインターネット・Wi-Fi利用方法～SIMカードの購入方法を紹介

SIMカード不要？！　話題のクラウドSIM

インターネット経由で国際電話をかける場合はもちろんネットへの接続が必要ですよね。
海外でネットを使う手段のひとつに、今話題の「クラウドSIM」というサービスがあります。
なんとこちらはSIMカードが不要で、全世界100ヶ国以上で使用可能です。
このサービスはレンタルではなくクラウドSIM搭載の機種の事前購入が必要ですが、海外に着いたらスイッチひとつでインターネットへの接続が可能です。
旅行から帰ってきてからも日本国内でも利用可能なので、WiFiサービスはこれ一台でOKです。

特に一度に複数の国に行かれる方には断然おすすめなサービスです。

おすすめはグローカルネット。
こちら初期費用として、機種代、月額基本料金プラス海外利用料が780円（300MB）/日～で利用可能です。

• 参考：グローカルネット

まとめ

ニースの路上でスマホを使う際は盗難防止のため、手に持って歩きながらの通話は避けて周囲に十分注意してください。現地の人はイヤフォンマイクをつけたスマホをバッグや服のポケットに入れて歩きながら通話しています。また現地の人は携帯電話の通話無料プランに加入している場合がほとんどなので、緊急時には周囲に助けを求めればフランス国内なら電話をかけてもらえるはずです。