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ニューヨークのタクシーの乗り方ガイド【2019】料金・カード払い・Uberアプリなど

目次

【ニューヨーク在住者執筆】ニューヨークのタクシー「イエローキャブ」について徹底解説!タクシーの種類(色)や乗り方、料金、支払い方法、配車アプリ(Uber)、トラブルなど乗る前に知っておきたいポイントについてまとめました。ぜひニューヨーク観光にお役立てください。

ニューヨークのタクシーといえば、黄色いの車体がトレードマークのイエローキャブです。
街のいたるところで見かけるお馴染みの存在ですが、初乗りも2.50ドルとリーズナブルでとても便利な交通手段です。
今回は、イエローキャブとスマホで配車できるUber(ウーバー)について詳しくご紹介します。

アメリカ・ニューヨークのタクシーの種類(黄色と緑)

ニューヨーク市公認のタクシーはイエローキャブ緑のボロータクシーの2種類があります。
この2つは営業エリアで区別されています。

イエローキャブ(Yellow Taxi):黄色

黄色のタクシー、イエローキャブは、ニューヨークのどこでも街頭の乗客を乗せることが許可されている唯一のタクシーです。
マンハッタンで認可されているタクシーはイエローキャブのみです(空港は除く)。
イエローキャブは、黄色、タクシーの「T」マーク、および車両の屋根と側面のメダリオンライセンス番号によって簡単に識別できます。

グリーンタクシー(Green Taxi):緑

イエローキャブ以外にも緑色のボロータクシーがあります。
グリーンタクシーは、緑色、タクシーの「T」マーク、および車両の屋根と側面にあるライセンス番号で簡単に識別できます。
営業範囲はウエスト110丁目またはイースト96丁目より北、クイーンズ(空港は除く)、ブロンクス、ブルックリン、スタテンアイランドの郊外です。
空港からのピックアップ はできません。
郊外から乗車しマンハッタンで降りることが可能なのでマンハッタン内でも見かけます。
営業エリア外で緑のボロータクシーを拾うことはできません。

ニューヨークのタクシーの料金~料金はメーター制+追加料金

イエローキャブもボロータクシーもメーター制で料金体系は2種類とも同じです。
クレジットカードでの支払いも可能です。
様々なタイプを見かけますが基本的に小型車でも大型のミニバンでも料金は同じです。
メーター料金にプラスしてさまざまなサーチャージがかかってきます。

タクシー料金表:2019年9月更新情報

  • 初乗り$2.50:最初の1/5マイル(約320m)
  • $0.50ずつ加算:時速12マイル以上で走っている場合、1/5マイル毎の加算/または、時速6マイル以下の渋滞時60秒ごとの加算

上記に追加して以下も追加されます。

  • $0.50:MTA State Surcharge(ニューヨーク市内、ニューヨーク州の郊外へ行く場合適用)
  • $0.30:Improvement Surcharge
  • $0.50:夜間割り増し(20:00 から翌朝6:00までの間の乗車)
  • $1.00:平日ピーク(ラッシュアワー)割り増し(月-金の16:00-20:00)

※高速代、橋、トンネルの通行料金(toll)が発生した場合は料金に加算されます。

※Manhattan south of 96th Streetを出発、到着、通過する場合、イエローキャブ$2.50、グリーンタクシー$2.75のサーチャージがかかります。

メーター画面には「Rate #01 – Standard City Rate」と表示されます。

スーツケースを載せることによる追加料金やクレジットカード払いによる手数料などはありません。

空港と市内間のタクシー料金

ジョン・F・ケネディ空港/John F. Kennedy Airport(JFK)とマンハッタン間の料金は固定料金

  • 所要時間:約50分
  • 料金:JFK空港からマンハッタンまでは一律料金 $52.00 + $0.50 + $0.30 + $4.50(ラッシュアワー平日の16:00-20:00) + トンネル、橋の通行料金 + チップ = $70前後

※Manhattan south of 96th Streetを出発、到着、通貨する場合、イエローキャブ$2.5、グリーンタクシー$2.75のサーチャージがかかります。

メーター画面には「Rate #2- JFK Airport」と表示されます。

ラガーディア空港/LaGuardia Airport (LGA)はメーター制

ラガーディア空港からの乗車は通常料金と同じメーター制です。

ニューアーク空港/Newark Airport (EWR)はメーター制+サーチャージ

通常のメーター料金+Newark Surcharge $17.5 + Improvement Surcharge $0.3+チップ15~20%+Toll(橋の通行料金・高速道路代)で、料金は$85ほどになります。

※Manhattan south of 96th Streetを出発、到着、通貨する場合、イエローキャブ$2.5、グリーンタクシー$2.75のサーチャージがかかります。

メーター画面には「Rate #3 - Newark Airport」と表示されます。

空港から市内へのアクセス方法については、こちら↓の記事をご確認ください。
◆おすすめ記事:ニューヨークの3大空港から市内へのアクセス方法

チップ

ニューヨークのタクシーは、チップを支払う必要があります。
メーターの金額にチップを15%から20%追加して払います。

イエローキャブの乗り方・利用方法

1.乗る

屋根の上の数字の電気が点いていたら空車です。
流しのタクシーを拾うのが一般的です。
手を振ってドライバーにアピールし車をとめます。
タクシー乗り場はポート オーソリティーバスターミナル、グランドセントラル駅、ペンシルバニア駅にあります。
多くの場合、車内に乗り込む前に、ドライバーから行き先はどこかと問われます。
目的地があまりにも近い(たとえば20ブロック先程度)場合は、乗車拒否をされることがあります。
さらに一方通行が多いマンハッタン内では目的地が道路の進行方向と逆である場合も、乗車拒否をされることがあります。
大通りでは、道路の進行方向がアップタウン方面かダウンタウン方面かを確認し、目的地へ向かう方向の道路を選んでタクシーを拾いましょう。
ドアは日本と違い、自動ドアではありませんので自分で開けます。
タクシー運転手は英語が母国語ではない人が多いです。
また土地に不慣れなドライバーもいますので、行き先は文章にせずに、シンプルに大きな声で伝えます。

例)5番街のティファニーに行く場合(ティファニーは5番街と57丁目の交差点にあります)
「Fifth Avenue and 57th Street, please」
といった感じで住所より目的地のアベニューとクロスストリートをいうほうが伝わります。

2.支払い

支払いは現金でもクレジットカードでも可能です。
メーターの金額にチップを15%から20%追加して払います。
クレジットカード払いの最低料金や手数料はありません。
レシートを必ずもらいましょう。
レシートには車番号、乗車日時、距離などが記載されています。
万が一のクレーム、忘れ物の問い合わせの際に必要な情報です。

3.降りる

ドアは手動です。
目的地に着き、支払いが終わったら、自分でドアを開けておりましょう。

タクシーに乗る前に知っておきたい注意点

目的のアベニューとストリートを事前に確認

エンパイアステートビルのように非常に有名なスポット以外は、住所や目的地の名前だけではドライバーに伝わらないことがあります。
ホテルやショップなど市内に複数あるチェーン店は場所を間違われる可能性があります。
マンハッタン内は一部エリア以外はストリート、アベニューともに数字です。
目的地を伝えるときは一般的 には「fifth avenue and 50th Street, please(5番街と50丁目の角に行ってください」または「42nd Street between 1st Ave and 2nd Ave, please(1番街と2番街の間の42丁目)」などのようにアベニュー名とストリート名で伝えます。
乗車前に目的地付近のアベニュー、ストリートを地図で把握しておきましょう。

目的地の方向を確認

一方通行が多いマンハッタンは目的地の逆方向でタクシーを捕まえようとすると乗車拒否にあうことがあります。

メダリオンについて知っておこう

メダリオンとは、それぞれのタクシーにつけられた固有の識別番号です。
ボンネット、ナンバープレート、タクシーの上部、領収書にメダリオン番号が記載されています。
タクシーで忘れ物をした場合や運転手にクレームをしたい場合、このメダリオン番号から運転手・タクシーを識別できます。
この番号または運転者の名前と免許番号がなければ、タクシーを識別することは困難です。
タクシーを降りる際は、必ずドライバーにお願いして領収書をもらうことをおすすめします。

イエローキャブ利用時の注意点

  • 20ドル札以上の紙幣はドライバーに拒否されることがあります。
  • 空港以外のニューヨーク市外へ出る時は追加料金発生または料金交渉制になります。
  • 郊外へ行く場合は、帰り道に営業権の問題でお客さんを乗せられないため、乗車拒否する運転手がいます。

白タクに注意

空港などで客引きをしている、認可外のタクシー、白タクは高額な料金を請求されるなどのトラブルに合いやすいので、利用しないようにしましょう。
旅行者は市公認のイエローキャブか緑のボロータクシーを利用した方が安全です。

Uber(ウーバー)~アプリを使った配車サービス

UberやLyftなどのアプリを利用した配車サービスもすっかり一般的になりました。
自分の指定した場所に車が来てくれるとても便利なサービス。
Uberに登録しているドライバーは個人ドライバーがほとんどです。
そうなると安全面が気になるところですね。
ニューヨーク市は他のアメリカの都市に比べてUber運転手に対しての審査が厳しいです。
Uber運転手及び車両はニューヨーク市管轄のタクシー・アンド・リムジン・コミッションの審査をクリアする必要があります。
そのため安全面ではイエローキャブと同等とみなされています。
また、何か問題があった場合はUberとタクシー・アンド・リムジン・コミッションの両方にクレームできます。

Uber(ウーバー) 利用方法

まず日本出発前にアプリをダウンロードし、登録作業を行っておきましょう。登録にはクレジットカードが必要です。

  1. スマホのアプリを開き、乗車位置と目的地を設定(見積料金がわかります)
  2. 車のタイプを選びます
  3. ドライバーが決定するとドライバーの名前、顔写真とナンバープレート、車種の連絡があります。
  4. 運転手の名前などを確認して、車に乗り込みます。
  5. 目的地に到着したら下車するだけです。支払は登録のクレジットカードより自動引落です。

【Uberのダウンロード】

App Store



Google Play で手に入れよう


Uber利用にあたり知っておきたい注意点

チップは不要です。
Uberの運転手を装った犯罪も起きています。
乗り込む際に運転手の顔写真、名前、ナンバープレートを確認し、自分の呼んだ運転手か必ず確かめましょう。

よくあるタクシートラブルと対処法、Q&A

ドライバーに乗車拒否されたら??

目的地があまりにも近い場合や、目的地の逆方向でタクシーを捕まえようとすると乗車拒否にあうことがあります。
目的地の進行方向でタクシーを拾うようにしましょう。

タクシー料金をぼったくられたら?

こちらからクレームを入れることができます。
乗車時にメーターがきちんと動いているか、支払い時にはレシートの内容を確認しましょう。
また、ぼったくりの可能性が高い白タクの勧誘には乗らないようにしましょう。

タクシーに忘れ物をしたことに気づいたら?

忘れ物の問い合わせ窓口は、こちらです。
乗車したタクシーを見つけるためには、レシートに記載されている番号が必要なため、レシートは必ず貰いましょう。

タクシーにスーツケースは載せられる?

スーツケースを載せることはもちろん可能です。
スーツケースを載せることによる追加料金はありません。

子どものタクシー乗車にチャイルドシートは必要?

子供のいる乗客は、カーシートを持参することが推奨されており、ドライバーは、シートの設置を許可する必要があります。
海外旅行でチャイルドシートを持ってくるのは難しいと思いますが、7歳未満の子供は、大人の膝の上に座ることもできます。

ニューヨークのタクシーまとめ

  • タクシーは黄色と緑色の2種類
  • 料金はメーター制+サーチャージ
  • 空港からの料金は別設定
  • 料金の15~20%のチップが必要
  • 乗車前に目的地のアベニューとストリート、進行方向を確認
  • 白タクに注意
  • レシートは必ずもらうこと
  • Uberも利用してみよう

イエローキャブを街のいたるところで見かけるとはいえ、天候の悪い時、夕方は非常につかまりにくいです。
タクシーもUberもニューヨーク市が審査していますが、十分気を付けて利用しましょう。
ひとりでのタクシー利用に不安がある場合は、ロコタビのサービスを利用して、ニューヨーク在住日本人のロコに送迎や同行を依頼するのもおすすめです。
Q&Aは無料なので、ほかにも疑問点やお困りごとがあるときは、お気軽に相談してみてください。