ミュンヘンの旅行ガイド情報

ミュンヘンの旅のベストシーズン

ミュンヘンのベストシーズンは春から晩秋までと言えるでしょう。

5月に入ると色々な樹木の花が競っているかのようにいっせいに咲き始めます。
「桜」や薄紫色の「もくれん」、白やピンクの花の香りが遠くまで香る「ライラック、ドイツ語では黄金の雨と呼ばれる「ゴールデネ レーゲン」など。それらを追いかけるように大小のビアガーデンや街路樹の西洋菩提樹・リンデンバウムに小さい白い花々が咲き始めます。
 そしてこよなく愛されるマロニエの木。大きな枝葉をつける樹木なので日陰を提供します。ビアーガーデンには欠かせない大木です。枝いっぱいに白と薄紫の小さなお花が咲くと、クリスマスツリーのローソクを想像するようです。
 この頃には年齢問わずに、半ズボン姿のミュンヘン子が自転車専用道路をスピードを出して走リます。自転車専用道路を知らない「ツーリ」に「どけて~!専用道路ですよ~」と遠くからベルを鳴らしながら走ってきます。(でも、ツーリは始めは自転車専用道と人道の区別ができません)

ミュンヘン子は外で時間を過すのが大好きです。このシーズンに路上にテーブルや椅子を並べておかないとお客は縁遠くなり売り上げに大きく影響します。
 天候は一定していません。雨も降る日もあり、気温が下がって寒い日もあります。「日本の衣替え」はなく、暖かいものやTシャツなど好きなものを着ているのです。

夏は最近30度を越す日もあります。直射日報が強いですが、日陰は涼しいのです。そして湿度が低くカラっとしています。7月から欧州のほとんどが長い夏休みに入りますから市内は車の数も半分に減ります。7月は夏休みの始まるまで、ミュンヘンは芸術文化の都と言われるように、教会や宮殿の中庭や庭園で各種のコンサートが開かれます。近郊の大小の市町村町では野外コンサートや地方色残す祭りが観られます。
8月は日長の夏を郊外で過ごすアウトドアー・レジャーを楽しむなど、のんびり過すのです。

秋は9月の中旬から10月は暑からず寒からず、アウトドアー・ハイキングやサイクリングの季節です。紅葉はないので「黄葉」の季節とか。郊外では松の常緑にカラ松や落葉樹の黄色に野生の赤ブナの濃い茶褐色の3色の織りなす風景も上品で味があります。地域社会の肉や野菜をふんだんに使ったお料理が美味しくなる季節です。

さて「ベストシーズン」は何を期待するかで決まりますね。
いずれのシーズンも良いので、甲乙つけがたいです。