メキシコシティの旅行ガイド情報

メキシコの物価事情~値段比較、外食等


新卒の初任給が約7000ペソ(約4万円)の国メキシコ。これより安い給料で生活している人々もたくさんいます。ですので、物価も安いのでは?と思うのですが、実際はそうでもありません。野菜、果物の値段、公共交通機関の値段、博物館等への入場料等は日本よりも安いものの、ファミレスを含む洒落たレストランでの食事、ショッピング等をすると意外とお金がかかってしまいます。現在のレートでは100円が約17ペソ、メキシコでは1リットルコーラが買えるぐらいです。それでは、食べ物や旅の必需品に焦点を絞ってメキシコの物価事情を紹介したいと思います。

食事&食べ物の値段

・チェーン店

まずは、日本でもお馴染みのチェーン店の値段です。

マクドナルド

ソフトクリーム10ペソ(約60円)、チーズバーガーセット39ペソ(約230円)、その他のバーガーセットは60~100ペソ前後になります。朝食メニューは50ペソ前後です。

すき家

3年程前からメキシコに進出したすき家。最近では店舗も増えており、比較的安い値段で日本の味を楽しむことができます。牛丼セットMサイズ(味噌汁、コロッケ、ドリンク)69ペソ(約400円)、 東京ラーメンセット、(ふりかけご飯&ドリンク)69ペソ(約400円)等があります。

スターバックス

1日の最低賃金がコーヒー一杯でなくなってしまうと言われているほど値段がメキシコの生活水準に合っていないスターバックスですが、店舗はとても多く(シティーだけで200店舗近く)、中心街やオフィス街では特にたくさん見かけます。
サイズはトール、グランデ、ベンティになり、ここではトールの値段を紹介します。アメリカン(カフェ・デル・デイア)32ペソ(約190円)、カプチーノ、カフェラテ48ペソ(約280円)、紅茶34ペソ(約200円)、フラッペチーノ59ペソ(約350円)等です。

ファミレス

夜遅くまで空いており、衛生面でも入りやすいファミレス。どこにでも見かけるメキシコの大2チェーン店はSanborns(サンボンズ)とVIPS(ビップス)になります。特にサンボンズはちょっとしたデパートになっており、何も購入していなくても5ペソ払うとトイレも使えます。

メキシコ料理やサンドイッチ、サラダ、スープ等があり、1人200ペソ前後(約1200円)でお腹いっぱいに食べることができます。味の面ではあまりお勧めできませんが、VIPSのメニューは写真付きなのでわかりやすいかと思います。大まかには飲み物30~40ペソ、スープ50~60ペソ、メインディッシュ80~100ペソ、ステーキ等の肉料理になると150~180ペソぐらいになります。

メキシコ来たら食べたい!おいしいメキシコ料理

太陽の国でもあり、食の国でもあるメキシコ。メキシコ人は食べることが大好き。メキシコでしか食べられない料理やお酒の値段を紹介します。

タコス

メキシコ料理の定番ですね。日本で知られているタコスと本場のタコスは大分違いますが、とてもおいしいので是非食べてみてください。位置付けとしてはジャンクフードなので、タコス専門店で食べるのが一般的です。屋台で食べるのが一番安いですが、衛生的に問題があるので、慣れていない方はやめましょう。大き目のタコスで20ペソ(約120円)ぐらい、小さめので10ペソぐらいが一般的で、男性なら4つぐらいでお腹いっぱいになると思います。タコス屋の雰囲気等次第でもう少し高価になることもありますが、タコスの味は不思議と値段とは比例しないものです。

ケサディージャス

タコスに次ぐ定番料理で、タコスと同じくトルティージャに包まれていますが、肉ではなく、お惣菜やチーズが入っています。タコスは男性が作り、ケサディージャスは女性が作っていることが多いです。屋台や庶民的なレストランにあるのが一般的で、観光客向けに少し高級なレストランでも見かけます。ボリュームたっぷりで1つ20~40ペソぐらい(120~240円)。色々なお惣菜を挟んで試してみてください。

ソパ・デ・トルティージャ

メキシコ料理の定番のスープです。ボリュームたっぷりなので、これだけでお腹いっぱいになることも。食べる場所によって違いますが、値段は50~100ペソ程(300~600円)。

エンチラーダス

上にかけるソースによって味が変わります。トルティージャの中身は鶏肉で(時々牛肉かチーズのオプションもあり)、メキシコ料理店ではメジャーな料理です。値段は80~150ペソ(500~900円)でこの1皿でけっこう満腹になります。

モレ

肉類(主に鶏肉)の上にかけて食べるソースです。店や地域によって味付けが変わり、作るのが難しいため、料理人の腕が試される料理です。モレがおいしいレストランは大体何を食べてもおいしいです。肉料理のため、値段は他と比べて少し高価ですが(100ペソ~200ペソ)、試してみる価値はあります。

お酒

レストランでの国産ビールの価格は40~60ペソ(250~350円)。クラフトビールになると80ペソ(500円)ぐらいになります。また、メキシコで是非飲みたいお酒、テキーラはメーカーによって値段が違いますが、ショットで80ペソ~150ペソ(500~900円)。テキーラほど有名ではないものの最近じわじわと人気の出てきているメスカルはテキーラより少し高価で90ペソ~200ペソ程(550~1200円)。カクテル等も100ペソ~200ペソ程(600~1200円)です。写真はメスカルのカクテル。

スタイリッシュなメキシコ料理

庶民的なメキシコ料理ももちろんおいしいのですが、1度はお洒落なレストランに出かけてみるのも良いでしょう。各店舗の個性を大切にしたお洒落なレストランも多く、メキシカン・フレンチ、メキシカン・イタリアン等のフュージョン料理もお勧めです。お酒の量にもよりますが、お値段は1人500ペソ~1000ペソ(3000~6000円)。是非洒落たレストランでおいしいディナーを楽しんでみてください。

交通機関、入場料、お土産の値段

交通機関

なんと言ってもメキシコは公共交通機関がとても安く地下鉄(メトロ)が3ペソ(約20円!)、メトロバスが6ペソ、UBER等のドライバーアプリは40ペソ~(250円~)、流しのタクシーはあまりお勧めではありませんが、9ペソ~(60円~)、250メートルごとに1ペソぐらいずつ上がります。

入場料

博物館、美術館等の入場料も比較的安く、観光の定番である人類学博物館が70ペソ(約400円)、ベジャス・アルテス宮殿が60ペソ(約350円)、テオティワカン遺跡70ペソ等です。一番高価なのが事前予約が必要なバラガン邸で、400ペソです(約2400円)。

お土産

メキシコ土産の値段は高級民芸品ショップからシウダデラ市場等の手頃なお土産市場まで様々です。高級店の商品や工房のあるシウダデラ市場の商品は民芸職人が手作りしていますが、道端で見かける安いお土産は大量生産された中国製の場合も多いので気を付けて買いましょう。また、高級ショップの物はデザイン性も高く、物も良いです。キーホルダー等の小物20ペソ~(120円~)、籠等のちょっとした雑貨40ペソ~(250円~)、刺繍ブラウス300ペソ~(2000円)購入することができます。刺繍布やビーズ細工はとても手が込んでいるため、500ペソ~2000ペソ(3000~12000円)高価なことが多いですが、それだけ時間をかけて手作りしているので、むやみに値切らずに質の良いものを買いましょう。割引は2、3個購入する場合のみしてくれることがあります。写真は手作りのぬいぐるみ(1000円~)。

メキシコの物価事情はいかがでしたでしょうか。これらを踏まえて思い出に残る楽しいメキシコ旅行を計画&実行してくださいね!