トンカットアリ | クアラルンプール在住PHさんのおすすめお土産

トンカットアリ

現地語表記:Tongkat Ali

【オススメ度】

★★★★★ by PH (5個満点)

トンカットアリ

基本情報

トンカットアリは、マレーシア、インドシナ半島、スマトラ島、ボルネオ島の熱帯雨林に中に自生するニガキ科の植物で、何年もかけてじっくり成長します。栽培することは非常に難しく、食品として利用されるトンカットアリは全て野生のものに限られます。直径15cmの幹になるのに約10年を要し、葉は長さ約5cm~20cm、幅1.5cm~6cmほどの小葉です。花は両性花で、小さな花弁は細かい柔毛におおわれています。果実は硬く、長さ約1,2cmほどの楕円形で、初めのうちは黄土色をしていますが熱を増すと茶色がかった赤色になります。トンカットアリは葉や幹、根に特有の苦みを持ち、この苦みが様々な効果をもたらします。主な成分はグリコサポニン、ユリペプチド、カシノイド、アルカロイド、ステロール、テルペノイドです。伝統的にトンカットアリは特に男性向けの強壮薬として利用されており、男性のバイタリティーと欲求の増進のために、その根を煎じて飲まれていました。他にも、マラリアの治療薬としての働きや男女のホルモンバランスの調説、血液のめぐりをよくして冷えやむくみを予防するといった効果があります。

おすすめする理由と説明

マレー半島に伝統的にトンカットアリの根を煎じて飲んでいる民族があり、彼らをオランスアリと呼びます。オランスアリとは「人々の起源」もしくは「初めの人々」を意味しており、彼らは6500種以上の植物を病気の治療に利用しています。現在でも10人以上の家族は珍しくありません。昔はトンカットアリを引き抜くときには、その前に神に祈りを捧げるような風習があったそうです。