マンガ・いけ!シングルマザーのチリ暮らし:第1回『私がチリで娘二人と暮らすワケ』

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『マンガ・いけ!シングルマザーのチリ暮らし』とは……

オラー!!(こんにちは)、Marieです。

2007年に世界一周中に出会ったチリ人との大恋愛を経て、2011年に南米チリへ移住。二人の子供にも恵まれ幸せな生活を送っていたと思いきや、人生いつ何が起こるか誰も予測不可能のようで、現在は、チリでシングルマザーになって娘たちと一緒に暮らしています

「こうなったからには、自分の人生を自分らしく、娘たちとハッピーに生きてやるぞ!」と意気込んで、楽しいこと、悲しいこと、悩ましいこと、などなど。日本の裏側で体験するさまざまな出来事をイラスト漫画を通してお伝えしていきたいと思います。

 

第1回『チリで娘二人と暮らすワケ』

 

親になって、価値観の違いで変わってしまった関係

オラー!!Marieです

はじめまして、今回からスタートすることになりました『マンガ・いけ!シングルマザーのチリ暮らし』。Marieです。日本から見ると地球の裏側、チリから日々見えてくる日常をイラストや文章でお届けしてまいります。

さて、漫画でもお伝えしましたが、私は今チリでシングルマザーをしています。もともとの始まりは、モアイ像で有名なイースター島でした。当時通っていた美大を一年間休学して世界一周中に島へ立ち寄り、そこで出会ったのが元夫。知り合って間もないにも関わらず、彼は当時住んでいたイースター島の家を引き払い、私を追って旅へ同行するほどの大恋愛。そして一緒にアジアの国々を半年かけて巡ったあと、日本で一緒に暮らしました。

日本生活から心機一転チリへ移住

帰国後は、気楽で底抜けに明るいラテンな元夫と、もっと現実的に問題を解決しなくちゃいけない! と思う日本人的な私。喧嘩もたくさんしましたが、そんな問題もいつもふたりで乗り越える中で、「新しい国で新しい生活を再スタートしてみたい」という気持ちが強くなり、ふたりでチリへ移住。自由で気楽な暮らしを楽しんでいるうちに、可愛い子供たちにも恵まれました。

でも、お互い恋人から親になっていったことで、価値観のズレが年々大きくなる二人。育児や仕事やお互いの生活に至るまで、色々なところでもめました。何年もぶつかってもなおお互いの理解は平行線。もしかすると、子供が産まれる前はそんな価値観の違いもお互いの個性として受け入れたり、目をつぶっていた彼の気楽さなどの部分が、親としての責任を全うする上で、どうしても無視できない問題に変わっていったのかもしれません。

出会って12年、今まで色々な問題や苦労を一緒に乗り越えてきたパートナーでしたが、お互いの大きな、大きな価値観の違いから別々の道へ進むことになりました。別れることになってからは、心の葛藤や複雑な気持ちもあり、日本に帰るか色々と悩みました。でも、こうしてシングルマザーとして子供たちともう少しチリ生活を続けて行こうと決めたことには、理由があります。

チリの方がチャンスが多く自分らしく生きられる

それは日本よりもチリの方がチャンスが多いから。日本では夢のまた夢だったモデルも、チリではCM出演の仕事がある。日本にはありふれた製品もチリだと珍しいと言って買ってくれる人もいる。そして好きな絵を描けられる。日本だったら「子供を支えて自分は二の次、老後になって楽しみなさい」と怒られそうですが、ここチリでなら子供たちといっしょに自分らしい生き方がつづけられます。「シングルマザーになったからには自分で自分の好きな道を子供たちと前を向いて成長しながら歩いた方が大正解!」と私はそう考えたのです。

これからチリの日常にある喜怒哀楽をお届けしていきたいと思います。どうぞそんなMarieを引きつづきよろしくお願いします!!

 

 

編集:ネルソン水嶋

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この記事を書いた人

Marie

Marie

南米チリ在住のイラストレーター・ライター。多摩美術大学在学中に出会ったチリ人と結婚しチリへ移住。現在はシングルマザーとなり現地で2人の娘たちと暮らしています。少し変わった物や人に興味があります。自然の中でぼーっとすることが好きです。アートと旅が好きです。いつか子供たちと一緒に世界各地を旅するのが夢。Instagramはこちら

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