グアム島の旅行ガイド情報

グアム入国審査・出国手続きガイド~出入国カードの書き方、ESTAで時間短縮

【2019年最新情報】グアムの入国審査と出国手続き、出入国カードや税関申告書の書き方、ESTAは必要か、などを解説します。日本や中国・韓国の祝日などハイシーズンには、入国審査が混雑して数時間待ちになることも。出発前のESTA申請で、専用レーンに並んで早く入国審査を済ませることができる裏技もご紹介します!


出典 : Instagram

グアム旅行にビザやESTAは必要?

45日までの滞在:ビザ・ESTAは不要

日本とグアムの間には、グアムー北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)があり、45日以内の観光・商用目的での滞在にはビザは不要です。機内で配布される出入国カード(I-736)に記入して入国審査カウンターで提出します。または、出発の7日前以降にI-736オンラインフォーム(英語)に記入して印刷したものにサインして提出することもできます。

46日~90日までの滞在:ESTAが必要

46日~90日までの滞在では、日本出発前にインターネットでESTA(アメリカ合衆国電子渡航認証システム)を申請する必要があります。申請料金は14ドルです。
ただし45日以内の滞在でも、ESTAを申請しておけば入国審査の混雑を避けるための裏技としても使えますので、詳細や申請方法を後述します。

90日を超える滞在:ビザが必要

90日を超える滞在の場合は、在日米国大使館でビザを申請する必要があります。

グアムの入国審査の流れと所要時間


出典 : Instagram

飛行機を降りたら、入国審査→荷物受け取り→税関の順に進みます。シーズンや到着時間、混み具合にもよりますが、空いている時で入国審査に30分、空港を出るまで1時間ほど、混んでいれば入国審査に2時間以上、空港を出るまで2時間半以上は見ておいた方がよいでしょう。

参考:グアム国際空港公式サイト(英語)
参考:グアム政府観光局公式サイト

入国審査

入国審査(Immigration)では、米国国籍以外(Non-Citizen)のレーンに並びます。入国審査カウンターで、パスポートと出入国カード(機内で配られるI-736、または出発の7日前以降にオンラインで記入して印刷したI-736フォーム)を提出すると、滞在日数や目的を尋ねられ、機械で指紋の読み取りと写真撮影をして、パスポートに入国スタンプを押してもらえます。質問は英語でされますが、分からない場合は日本語で聞き直してくれます。マスク、サングラス、イヤフォン、帽子などは外し、写真撮影時にはメガネも外しましょう。
ESTAを申請した方はESTA専用レーンに並びます。ESTAがあれば出入国カードの記入の必要はありません。

荷物受け取り

乗ってきたフライト名・番号が表示されたターンテーブルで、受託手荷物を受け取ります。もしスーツケースが破損や紛失していたら、バゲージクレームカウンターで申請して手続きをしましょう。

税関

申告の必要がなくても、またESTAの有無にかかわらず、税関・検疫申告書の記入と提出は必要です。家族旅行の場合は家族で1枚の記入でOKです。税関・検疫申告書は機内で配られます。パスポートと税関・検疫申告書を税関職員に渡し、入国審査でされたのと同様な質問をされます。

<免税範囲>

  • 酒約3.7リットルまで
  • 紙巻きタバコ1000本もしくは、5カートンまで
  • 現金、トラベラーズチェック、小切手は1万ドル相当まで

グアムの出国手続きの流れと所要時間

グアム国際空港は利用者が多く、ハイシーズンにはセキュリティチェックに思ったより時間がかかります。遅くともフライト出発時刻の2時間半前には空港に到着するようにしましょう。

搭乗手続き・チェックイン

利用航空会社のカウンターで、チェックインをして搭乗券を受け取り、受託手荷物にタグをつけてもらいます。事前にオンラインチェックインをしておけば時短になります。スーツケースは一旦引き取り、TSA(米国運輸保安局)検査官のところまで運んで渡します。検査後、検査官が航空会社に荷物を引き渡してくれます。スーツケースにはカギをかけないで預けるか、カギをかけたい場合はTSAロックが必要です。

出国手続き・セキュリティチェック・税関申告

グアム国際空港では出国審査はありません。チェックインが終わったらセキュリティチェックへ向かい、手荷物の検査とボディチェックを受けます。

<液体物の機内持ち込みについて>
あらゆる液体物は100ml以下の容器に入れ、液体物の入った容器は容量1リットル以下の再封可能なジッパー付きの透明プラスチック袋(ジップロックなど)に余裕をもって入れてください。
液体物には、ジェル状のもの(歯磨き、ヘアジェル等)、エアゾール、スプレーなども含まれます。
1人につきプラスチック袋1袋のみ、機内持ち込み可能です。

グアムから1万ドル相当以上の通貨(現金・トラベラーズチェック・小切手)を持ち出す場合は、税関で申告が必要です。

搭乗ゲート


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セキュリティチェックが終わったら、搭乗ゲートを確認して、飛行機の搭乗時刻までには搭乗ゲートに向かいましょう。免税店やフードコートなどでショッピングやグルメに夢中になって、時間を忘れないように注意!

グアム国際空港公式サイト・ショップガイド(英語)

出入国カード・税関検疫申告書の書き方

黒のボールペンで、アルファベットで記入します。

出入国カード(I-736)

税関・検疫申告書

ESTAで入国審査の時間を短縮!

日本のGWや夏休み、中国・韓国の祝日などのハイシーズンに、グアム国際空港で入国審査の長蛇の列に並ぶのはげんなりしてしまいますね。到着便が重なる午後の時間帯は、入国審査だけで2時間以上待つことも……。日本出発前にESTAを申請しておけば、入国審査はESTA専用レーンで楽々スムーズに済み、出入国カードの記入も不要です。旅行中の貴重な時間は、観光やアクティビティを楽しむのに使いましょう!
また、ESTA申請後に1回でもグアムやアメリカ本土などに渡航すれば、2回目からはAPC(自動入国審査端末)を利用でき、さらに時短で入国審査を済ませられます。
ESTAは1回の申請で2年間有効(パスポートが2年以内に失効する場合はパスポートの有効期限まで)なので、渡航に必ずESTAが必要なアメリカ本土に行く予定のある方は、申請しておくとよいでしょう。

ESTAの申請方法(インターネット)

ESTAはインターネットで申請します。申請から72時間以内に認証されますが、余裕をもって少し早めに申請することをおすすめします。

参考:在日米国大使館・領事館公式サイト・ESTA申請

ESTA申請公式サイト

ESTAの申請に必要なもの

滞在期間+6か月以上有効なパスポート、クレジットカードが必要です。申請料金は1人につき14ドルです。

まとめ

グアム国際空港に到着したら、できるだけ早くホテルやビーチでリラックスしたり、観光に出発したいですよね。ESTA申請は14ドルかかりますが、時間の限られた旅行では使える裏技なので、人数や日程などを考慮して、申請するかどうか決めるとよいと思います。
グアムの入国審査についてさらに知りたい方や、現地の日本人に送迎やガイドなどをお願いしたい場合には、ロコタビのサービスを利用して、グアム島在住の日本人ロコに聞いてみるのもおすすめです。Q&Aは無料なので、お気軽に書き込んでみてくださいね。