バンコクの旅行ガイド情報

バンコクの治安・安全対策ガイド〜危険な地区・エリア、スリなど事例と対策

 8月にバンコク中心街のエラワン廟で爆発テロが起き、多くの方が犠牲になりましたがタイ警察の執念の操作に寄って、実行犯が逮捕されました。既に実行犯は捕まらなかった者はトルコやインド、中国に逃走し、もはやテロの再発は無いとバンコク市民は考えております。
現在は事故現場であったエラワン廟にはいつものように大勢の参拝客が戻り、何名ものタイ国軍兵士が不審人物が居ないかと警備に立っています。
また駅、デパート、人が集まる場所には金属探知機が置かれ、入場の際はマスクやサングラスを取り鞄の中を見せてからと警備も徹底しております。

しかし、タイ経済自体は不景気ですので、繁華街や歓楽街に出かける際はスリや置き引き、宝石&賭博詐欺の勧誘にご注意下さい。
歩いているだけで命を奪われるような事は有りませんが、深夜に一人で道を歩く際は気を付けて下さい。
日本の治安と比較することは出来ません。夜間は出歩かない、ブランド品を必要以上に身につけないなど緊張感だけは常に持つことが身を守る手段です。

2016.10.13にラマ9国王逝去されてからは「1年間は喪に服すように」と政府からの規制がありますので、外出時は白か黒の喪にふさわしい服装で。イベントやパーティーも自粛するようにとなっています。
政府は国民に不安を与えないために、同日に、ワチラロンコン皇太子がラマ10新国王に即位されました。
これを機に不敬罪に対する取締りもいっそう厳しくなりました。

現政府は暫定政権以来アセアンのリーダーとしてのイメージアップを図るため、
●道路脇の屋台の排除。(これを目的で遊びに来た旅行者には残念です)
●物乞いの保護と子供の物売り。
●薬物の取締り強化。
●賄賂の撲滅。(旅行者には関係ありません)
●タクシー、バス、オートバイタクシー、マイクロバス等公道の旅客事業従事者の整理と質の向上。(今までタクシー等に料金騙されても泣寝入りでしたが、警察も即座に対応してくれるようになりました)

他にまだありますが、政府は全犯罪の撲滅に取組んでいますので、バンコク内は軍や警察が巡回しており安全になりました。

また、タイで老後をゆっくり暮らしたいと思っているリタイヤの方には不安な新基準をタイ政府は考えています。(まだ閣議で決まったことではありません)
それによると、
●ビザは1年更新であったが5年~10年
●預金残高が80万バーツから300万バーツに引き上げ、且つ、預金期間が3ヶ月から1年に延長
●月額最低収入が6万5千バーツから10万バーツ以上であること
●健康証明書の提出から生命保険の加入義務
●申請手数料1,900バーツから1万バーツ
同条件は
●50歳以上
●入国管理所への90日レポート
の予定だそうです。これでは年金だけのリタイアはタイでの永住ができなくなりそうです。この案件が議決しないことを願っています。